一人暮らしをすると、思っていた以上に出費して月末になるとお金が無い!なんて人いません?
その解決策として家計簿をつけ始め予算を設定しても、どうつけたらいいんだろう?や実際につけて見たけど予算を守れる気がしないといった悩みが出てくると思います。
そんな人に向けて、
- 予算を付けたけど守れない理由とはなにか?
- どうすれば守れる予算を付けられるのか?
私なりの見解をまとめましたので、家計簿の予算のつけ方に迷っている、悩んでいる人はぜひご覧ください。
つけた予算を守れない理由と対処法
- 予算をつけたけど守れない原因は、”現状把握不足“
- 理想や予想では現状と乖離しやすい
- 予算オーバーしやすくなる
- 支出の制限によるストレス増加
- 現状の把握を最低一カ月は行いましょう
- 予算配分の強弱をつける
- 数カ月おきの出費に対応可能
- 勿論、振り返り見直しも必要
端的にいうと、『何にいくら使っているか把握して地に足の着いた予算をつけるようにしましょうね』ってことです。
失敗の根本的な原因とはなにか?
失敗=”予算はつけたけど守れない”
そもそも、予算のつけ方についての失敗についてちゃんと定義をしないとブレそうなので。笑
本記事では、「予算を付けたけど守れなかった」という状況を”失敗”とします。
現状把握をしっかりできていない

失敗する根本的な問題は、”現状把握が出来ておらず、無計画(理想や予想)の予算をつけたこと”にあります。
その結果、どんな問題が起きるのか?は後述していますので、そちらを見て頂きますが私もこれで何度か失敗しています。
とにもかくにも、現状を把握するということは非常に重要だと言えます。
現状把握不足が招く問題点
根本的な原因は現状把握不足と言いましたが、その結果どんな問題が起きるのでしょうか?
発生しうる問題はおおきく3つ
- 理想と現実が大きく乖離することで予算を守れない
- 予算オーバーする可能性が高くなり予算が守れない
- 支出制限によるストレス増によって予算が守れない
詳しく説明していきます。
理想と現実が大きく乖離する

現状把握がしっかりと出来ていないと、「こんなもんだろう」や「こうあって欲しい」などの予想や理想で予算をつけてしまいがちです。
いざ生活をしてみると、
「あれ?全然足りない」などの理想と現状のギャップに悩むことになり、結果として予算を守ることが出来ず失敗してしまいます。
予算オーバーしやすくなる

現状把握不足の理想論で作られた予算を達成するのは非常に難しいです。
何故なら、現状の出費に沿っていないから。
特に一人暮らしでは、友人や恋人・会社の付き合い、水道代や住民税の支払いなどによってあっさりと予算オーバーします。
そりゃそうです、どこにどんなお金をいくら使っているか分かっていないんですもん。
支出の締め付けによるストレス

理想でつけられた予算で、ダメージを負いやすいのが本人にとって心のよりどころ、つまり趣味や娯楽・ストレス解消など私生活で比重を置いている費用に対しての支出制限です。
よくお金を使う項目っていうのは目立つし覚えているので、制限しがちになります。
ただ、間違えないで欲しいのは、”制限すること自体は悪くない”んですよ。
いくらストレス解消や趣味娯楽だからと言って、それを理由に無駄遣いをしていいわけではないから、制限するのは全然かまわないんですが、制限し過ぎるとストレスのたまり方が半端じゃありません。
何故ならば、私生活に置いて比重を置いている大切な項目だから。
もちろん、最終的に慣れていくことも有りますが、予算をつけ慣れていない、守り慣れていないんであれば避けるべきです。
守れる予算をつけられためには?
現状をしっかりと把握する

とにもかくにも現状をしっかりと把握することが重要です。
個人的には、予算をつける前に最低一か月分で良いので予算をつけずに家計簿をつけるということをしてください。
理想は2~3か月分ぐらいを取るとより精度の高い情報になるので、より一層守りやすい予算がつけられますが、ある程度守れる予算ということなら一ヶ月分で十分です。
この時、どの出費を何の費用とするとかは、この際おいといて構いません。
これをすることで、以下のような様々な情報を得る事が出来ます。
- どんな時に支出をするのか支出の傾向が分かる
- 私生活における比重の重い支出が分かる
- 上記2つのことから削ってもストレスへの影響が小さそうな費用について
- 無駄遣いの品目や費用削減が出来そうな項目も判明
- 数カ月おきに発生する見落としがちな支出の把握
この辺りまで現状把握できれば、守れる予算のつけ方の9割方は出来たようなもんです。
予算の配分に強弱をつける

家計簿をつけて現状を把握したことで、私生活における比率と金額、その中の無駄遣いなどが分かります。
ここまで分かったら、その情報を基に予算の配分に強弱つまりメリハリをつけていきます。
こうすることで、ストレスへの負荷を最小限にとどめながら最大限の効果を発揮できるように仕向けることが可能に。
何カ月おきの支出も予算につける

家計簿をつけてたことで、数カ月おきや不定期で発生する支出が分かります。
水道代(2,3カ月おき)が代表的な例ですかね、他には住民税(四半期に1回)とか他にも色々とありそうですが。
で、数カ月おきの請求を忘れていると予算オーバーしてしまうので、支出の発生有無問わず予算をつけときゃいい。
得られるメリットも当然ながらあります。
- 発生の有無を問わず、予算が確保されてるのでオーバーしない
- 毎月一定の貯金額を常に担保し続けることができる
振り返り修正を繰り返す

一度予算をつけたら終わりとは思わないで、必ず振り返って適宜予算の見直しをする癖をつけましょう。
なぜか?と問われたら、
夏場や冬場にエアコンを使うと電気代が跳ね上がるように費用にも浮き沈みがあるから。
ここで気を付けて欲しいポイントが一つあります。
それは、『ある費用の予算を増やしたら、他の費用で同額分を削る』ということです。
例えば、食費を+5,000円増額したら通信費を-5,000円削るとかそんな具合にね。
なお、増額した分その他を削らないという選択肢は最終手段として考えておいてください。
理由として、一度増額しちゃうと中々減らせないんですよ。よく言われる一度でも生活レベルを上げるとその後、下げるのは凄く苦労が伴うよなーんて話を聞いたことがあると思いますが、それと同じです。
それを防ぐためにも、増やした分は削るをセットにしておくのがポイントです。
まとめ
最初にも、まとめましたが今一度おさらいしていきます。
- 予算をつけたけど守れない原因は、”現状把握不足”
- 理想や予想では現状と乖離しやすい
- 予算オーバーしやすくなる
- 支出の制限によるストレス増加
- 現状の把握を最低一カ月は行いましょう
- 予算配分の強弱をつけられる
- 数カ月おきの出費に対応可能
- 勿論、振り返り見直しも必要
最後に
最後になりますが、こんだけ言っておいて、私も予算を守れずに失敗することはあります。(ぉぃ
予算が守れなくても良いんです、直せばいいんですから。
現状を把握して守れそうだった予算のつけ方と全く守れる気がしない予算のつけ方だったら、どっちのほうが次も予算つけて頑張ってみようと思うでしょうか?
おそらく後者だと思います、もちろん前者で「なにくそ!!」ってやる気を出すパターンもありそうですが。
何度、見直しても予算が守れなかったら自分には家計簿をつけるなんて無理だと思うかもしれませんが、最終的に全体の予算に収まっていればいいんです。
予算をつけるのが、目的ではありません。
予算をつけるには何かしら目的があってそれを達成するために予算をつけている、つまり予算はそのための手段のはずです。
そう思って、失敗しても現状を把握して少しずつ修正を加えて達成できる予算をつける。
これが最終的には、自分なりの守れる予算のつけ方の極意と言えるのではないでしょうか。
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