
貯金のためにも家計簿をつけようと思っている



けど、予算ってどう組めばいいんだろう?



予算を組む前に平均を知ることが良いと思いますよ
こんばんわ?こんにちわ?おはようございます?それともお疲れさまでした?なんでもいいっか。
さて、いま現在物価高や円安が進行してしまい、これを機に貯金をしようかな!と思っている人もいると思いますが、そんな時に利用するのが家計簿、そして何にいくら使うのかを決める予算ですよね。
とはいえ、どうやって予算をつけたらいいのか分からない!!って方も多いのではないでしょうか。
そんな人に対して、私個人の意見を言わせてもらえば、
支出の平均を知ってから予算を組もう
という言葉をプレゼントしたいと思います。そしてなぜ、この意見なのかを順を追って説明していきます。
なぜ、平均を知る必要があるのか?
この一点に尽きます。
各項目に対しての予算配分の方針が分かる


上の画像は、私が考える平均及び優先?重要度の高低から判断する予算配分の考えといったところです。
項目別 | 予算配分の判断 |
---|---|
平均より高い 重要度が高い | 削るべきじゃない 削るなら”余剰”を確保する |
平均より低い 重要度が高い | 増やすことを検討 |
平均より高い 重要度が低い | 大いに削るべき |
平均より低い 重要度が低い | 現状維持すべし 削る場合はよく考えて |
各項目に対しての予算配分を知るためにも、事前に家計簿をつける必要はあるが平均を知ると予算配分の是非や各項目に対して重要か重要じゃないかの判断がしやすくなります。
そして、重要度の高い低いが分かれば、失敗する確率も下がるという副次効果もありますよ。
平均より高い&重要度が高い
こちらに該当する項目は、生活をしていくうえで楽しみだったり、生活にハリを生むための項目です。
予算を決めて生活をしていくと決めても、やっぱり生活に楽しみが無いと毎日が苦痛で苦痛で仕方がありませんから、あまり削るべきじゃないでしょう。
ただ、どうしても予算の都合上削る必要があるのであれば、極力影響が出ない範囲に収めたいところ。
平均より低い&重要度が高い
本来、楽しみのはずの項目が収入の都合上、諦めてしまっている項目になります。
なので、出来れば予算の増額を考えて挙げたいところ。なんですけど、難しいこともあると思いますので、合わせ技として上述している平均より高い&重要度の高い項目を少々削り、こちらに振りなおすというのがあります。
この方法なら、生活していくうえでの楽しみに対しての投資総額が減ることなく、楽しみの数が増えるのでオススメ。
平均より高い&重要度が低い
削れる項目ならがっつり削っちゃいましょう。
変動費ならすぐに削れると思いますが、固定費などであればタイミングを見計らいつつ削っていきましょ!!
ただ、削りすぎには注意が必要です。
平均より低い&重要度が低い
元々、平均よりも低いので既に削るべきところは削りきっている状態と言えます。
ただ、より削ろうとして、0円とか予算計上しない!!みたいな極端なことはしないほうが良いと思います。
平均より低くても、少なからず出費がある以上、予算はつけておいたほうが良い。
そのため、この項目は現状維持を推奨しますが、都合があると思うのでその場合は削りましょう。
家計の平均を知る
さて、本題の家計の平均を知る方法ですが、ちゃんと政府統計データがあります。


それが、こちら政府統計の総合窓口ことe-Statです!!
その中でも、今回の平均を知るために必要な統計データは家計調査になります。
さぁ!いきますよっと。
全国平均 – 品目別年間支出
上記リンク先の “<品目分類>1世帯当たり年間の品目別支出金額 > (品目別支出金額及び購入頻度)” から抽出しました。
項目名 | 金額(年間) |
---|---|
世帯主平均年齢【歳】 | 43.5 |
消費支出【円】 | 2,061,791 |
食料【円】 | 515,233 |
住居【円】 | 355,641 |
光熱・水道【円】 | 122,705 |
家具・家事用品【円】 | 76,095 |
被覆及び履物【円】 | 75,079 |
保健医療【円】 | 79,582 |
交通・通信【円】 | 285,632 |
教育【円】 | 172 |
教養娯楽【円】 | 245,308 |
その他の消費支出【円】 | 306,345 |
こちらの表は全国平均となりますが、単身の勤労者世帯で年間の支出を品目別にした表になりますが、全国平均のため関東圏に住んでいる人にとっては中々難しい項目もあるような気がしますね。
ということで、続いての表はその関東圏に絞った表になります。
関東地方 – 品目別月間支出
上記リンク先の “<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 > 都市階級・地方別” から抽出しました。
項目名 | 金額(月間) | 全国平均(月間) |
---|---|---|
世帯主平均年齢【歳】 | 42.4 | 43.5 |
消費支出【円】 | 177,577 | 171,815 |
食料【円】 | 42,575 | 42,936 |
住居【円】 | 33,647 | 29,636 |
光熱・水道【円】 | 9,357 | 10,225 |
家具・家事用品【円】 | 6,597 | 6,341 |
被覆及び履物【円】 | 5,917 | 6,256 |
保健医療【円】 | 7,765 | 6,631 |
交通・通信【円】 | 21,747 | 23,802 |
教育【円】 | 11 | 14 |
教養娯楽【円】 | 21,604 | 20,442 |
その他の消費支出【円】 | 28,356 | 25,528 |
こちらも全国平均の表と同じく単身かつ勤労世帯での関東圏に住んでいる人の月間平均を抽出した数値です。
関東圏と言っても都内や神奈川県など住んでいる県の交通インフラなどによってバラつきがあるので、あくまで参考程度ですが…
そして、その3列目には全国平均を月間にした額を表示させていますが、概ね関東圏でも変わりはない模様。
予算判断の一例を紹介
全国平均、関東平均を知ったうえで、どのような予算判断をするのか?ということで一つの例を挙げていきます。
今回は、通信費です。
e-Statの交通・通信費には、通信費という項目があり、こちらを個別で表示させると平均7,865円です。
また、別の調査としてMMD研究所が2021年12月17日に発表した調査では、大手3キャリアユーザーのスマホ代が8,471円なので、大きなずれがありません。


で、肝心な私の6月の通信費ですが…


はい、10,828円です。
ちなみに、私はahamoユーザー+ネット回線タイプですが、それを考慮しても高いのは百も承知。
平均より高いので、重要度によっては、大いに削るべき項目となりますが、私の場合、通信費に関しては重要度が高いので削るべき項目に設定していません。
- 基本、休日引きこもりである点
- スマホ以外にPCやゲーム機、タブレットなどの端末持ち
- オンラインゲームやアニメ、youtube、ブログ
挙げればキリがありませんが、普段からネットに大いに依存しているので、良好な通信環境は必須。
ここまで書くと、wifiルーターやスマホのテザリングで良いじゃん!って思うかもしれませんが、オンラインでゲームをやる身としては、前述の2つではあまりにも心もとないので…ある意味、必要経費なんすよ。
ちなみに、これ削ると明らかに通信速度による不満がたまってストレスで禿げると思う()
とまぁ、こんな感じでなんでその項目が重要なのか?ということを振り返りをすることで、重要度つけていきましょう。
もちろん、その中でも削るべきところは削るし、理由の無い重要度の高い項目なんぞありゃしません。
面倒でしょうが、一つ一つ検証し考え、納得していく。この積み重ねがよい予算を組むことにもつながりますし、納得すれば自分の生活にも責任が自ずと出てきますよって!!
最後に…
今回は、家計簿をつけたいけど予算をどう組んだらいいんだろう?という疑問に、実際に私が行っている方法というか手法を記事にまとめました。
我流でやるのは良いんですけど、こうやって政府が統計を出しているのだから有難く利用させてもらいましょう。
それに、これならば自分が平均より使っているのか?使っていないのか?今後減らせるのか?とかいうことを客観的なデータから判断するようになりますので、組んだ予算に対する納得感が違うので、取り組みにも自然と熱が入るはず。
とはいえ、これをやったから必ず成功するってこともありません。
家計簿は一日にしてならず、一か月の予算を組み(PLAN)、実践し(DO)、振り返り(CHECK)、反省を生かしていく(Action)というサイクルを続けることでより良い/より成功率の高い予算を組むことができます。
そういう意味でも、最初のステップとして自分のお金の使い方が平均とどう違うのか?を認識するところから始めませんか?
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