ちょっと前なら、一人暮らしを始めると当たり前のようにあったテレビですが、昨今はテレビ不要論が多く私の周りの人でも結構テレビ持っていないって人が多いです。
初めての一人暮らしだと、テレビが要るのか要らないのか分からなくて困っている人もいると思います。
が、私としては、”基本的に一人暮らしでテレビは要らないという論の持ち主”です。
なぜ、そのような結論に至ったのか?テレビ持っていない歴9年選手の私が自分の経験からお伝えします。
テレビに時間を割けないから不要

一人暮らしでは使える時間が思ったほど無いので要らない
さっさと結論だけを書くと、上のようになります。
なぜかというと、
実家にいた頃のノリでテレビを買っても、一人暮らしだと思っているよりもやることが多くて、自由に使える時間が無くなりテレビを見る余裕がありません。

逆を言えば、テレビに時間を使えたり映像鑑賞などをするのであればテレビを用意するのはアリです!!
テレビが要らない理由


テレビが要らない理由として大まかなに分類すると4つがあります。
- テレビを置けるだけのスペースが無い
- 時間的に見る余裕が取れない
- テレビやレコーダー&NHKの出費が痛い
- テレビ放送のネット化でテレビ以外で見れる
もう少し詳細に話していきます。
テレビを置けるスペースが無い


実家で暮らしている時との大きな違いは、部屋に置く家具や家電の量です。
実家暮らしであれば、タンスやワードロープなどの衣類収納にベッドとパソコンぐらいですが、一人暮らしならそれらに加えても炊飯器や食器棚、電子レンジなどなど置くのでスペースがカツカツなところにテレビを置く余裕なんて無い。
仮にテレビを置くとなると、テレビを設置するスペースとテレビを見るための距離が必要です。
この見るための適切な距離を適性視聴距離と呼び、その算出式は下記の通りになります。
フルハイビジョンテレビ = 画面の高さ×3
4Kテレビ = 画面の高さ×1.5
一般的にフルハイビジョンテレビの32インチ(横幅70cm/高さ30cm前後)が一人暮らしでオススメされるサイズです。
上記計算式だと、120cmの距離を確保する必要が必要です。
つまり、空間としては70cm×120cmを確保したうえで、ベッドやワードロープ・食器棚、電子レンジなどの家具家電を置くのはかなり難しい。



つまり、1Kや1Rだと必要な家具・家電だけで部屋がギリギリなところにテレビを置くスペースと視聴する場所が無いということです。
時間的に見る余裕が無い


実家暮らしの時にテレビを見る余裕があったのは、”生活に必要なタスクを家族全員で割り振っていた”ためなんですよ。
ですが、一人暮らしになるとそのすべてを自分で行わなければなりません。
家事全般(炊事・洗濯・掃除)以外にも平日は仕事、休日は趣味やデートなどの人付き合いもある中でテレビを見る時間の確保は厳しい。
実際、一人暮らしで家事全般を行いつつ趣味?のブログ更新もしている私ですらテレビをリアタイ視聴はほぼできません。



家事全般や趣味、人付き合いなどがある以上、暇を見つけてテレビを見るというのは些か無理がある。
テレビと周辺機器&NHKの出費が痛い


部屋の広さと昨今の大型化により、一人暮らしでは32インチがオススメにされやすいんですが、テレビを買って『はい、終了』ってならないところが少し痛いんですよね。
基本的な組み合わせとして、
テレビ × 外付けHDD もしくは テレビ × ブルーレイ/DVDレコーダーのいずれかになります。
値段はピンキリですが、私が見た感覚では以下のような感じでした。
家電 | 価格 |
---|---|
テレビ | 30,000円~ |
外付けHDD | 10,000円~ |
ブルーレイレコーダー | 30,000円~ |
組み合わせ次第ですが、ざっと計算すると4~6万円ほど掛かっちゃうわけ。
私の節約状況に照らし合わせると、2~3か月分(毎月の貯金が2~3万計算)に相当しますので、かなりデカい。
テレビを購入すると、NHKへ毎年13,650円の支払いがあるのも忘れてはいけない。



たかが5~7万の出費+NHKへの毎年の支払いは一人暮らしでは痛手になるうえに、見る時間を踏まえて考慮すると要らないのでは?と感じる
ネット配信でテレビ以外で見れる


現在、多くのテレビ番組がリアルタイム放送後の見逃し配信をネットでしている。
多くの場合は、TELASA(テラサ)とparavi(パラビ)です。
つまり、テレビじゃなくてもスマホやタブレットなどでテレビ番組を見ることができるので、テレビの必要性をそこまで感じない。
それぞれ月額618円と月額1,017円なので、短期間ならコスパも優れている点も見逃せないポイント。



加えて映画やアニメなどはVODでも見れるので、それを加味すると更にテレビが必要性が感じられない。
閑話:VODとのコスト比較


テレビが不要な話は大まかに分かったと思うけど、んじゃVODと比較したらどっちがコスト的に安いのか?って話を一応しておこうと思います。
- 期間はテレビの耐用年数である8年間を比べること
- テレビの場合は毎年NHKに年13,650円支払う
- テレビは32インチとし、価格.com上位10機種の平均価格36,272円とする
- 各VODはスタンダードなプランに加入した場合で計算
年数 | テレビ | Netflix | PrimeVideo | U-NEXT |
---|---|---|---|---|
1年目 | 49,922円 | 17,880円 | 6,000円 | 26,268円 |
2年目 | 63,572 円 | 35,760円 | 12,000円 | 52,536円 |
3年目 | 77,222円 | 53,640円 | 18,000円 | 78,804円 |
4年目 | 90,872円 | 71,520円 | 24,000円 | 105,072円 |
5年目 | 104,522円 | 89,400円 | 30,000円 | 131,340円 |
6年目 | 118,172円 | 107,280円 | 36,000円 | 157,608円 |
7年目 | 131,822円 | 125,160円 | 42,000円 | 183,876円 |
8年目 | 145,472円 | 143,040円 | 48,000円 | 210,144円 |
テレビ単体のコストとしてはVODと比較しても悪くないと言えますが、実際にはテレビ+VODというのが一般的な構成として考えた場合、8年間でのトータルコストは18~30万近いと言えるので微妙って言えば微妙
個人的には、見るものが限られている(アニメやスポーツ観戦など)場合には、テレビを買うよりもVODで済ませるほうが良いという見解になるかなと思います。



テレビ単体のコストは悪くないが、VODを加味すると微妙な感じ。
見るジャンルが限られているならテレビよりVODに軍配が上がると。
テレビが必要なケースとは?


んじゃ、逆にテレビが必要もしくは設置しても良さそうな人ってどんな人なのかな?という点も考えておきましょう。
不要な理由に当てはまらない人


先ほど書いたように不要な大きな理由は、場所と時間及び金銭的余裕に加えて方法によるところです。
そのため、これらに当てはまらないのであれば別段購入しても問題ない。
- 部屋の広さがある程度あってテレビを置けるスペースがある人
- テレビに使える時間的な余裕がある人
- テレビや周辺機器、NHKの出費が賄いきれる人
- ネット配信されていない番組やアニメを見る人
大画面で映像鑑賞やゲームをする人


これを書くと「テレビじゃなくてもPCモニタで代用できるんじゃない?」という人が居ます。
キーポイントになるのは、”大画面”という点です。
- PCモニタ
-
パソコン作業で使うことが主目的であるため、30インチ以下が主流
価格は、32インチの平均価格は3万前後、55インチになると最安8万があるものの平均的には10万~16万前後
- テレビ
-
映像も見ることが目的であり、4Kの登場で大型化も進んでいる。
価格は、32インチの価格2万5千円から5万前後、55インチに至っては10万~15万前後
ここからも分かるように、
画面が大きくなればなるほど価格差無くなり、単一な機能しか持たないPCモニタを選ぶ理由が個人的には無い。
まとめ


ここまでの内容のまとめに入りますね。
- テレビに使える時間やお金・スペースを捻出できないのならテレビは要らない
- 上記の時間やお金・スペースが捻出できるならテレビを購入しても問題が無い
- 映像鑑賞やスポーツ観戦が趣味かつ大画面で楽しみたい人も購入の余地アリ
- テレビ単体とVOD単体のコストで比較すると悪くないコスパである
まぁ、結局人それぞれってことといえば元も子も無いんですけど。笑
結論としては、最初に申した通り一人暮らしではテレビは持つ必要がありません。が、必要な人が居るのも確かです。
さらに、テレビ単体のコスパも悪くは有りません。
これだけのメリットがあれば持っていても良さそうな気もしますが、実際のところ見る時間と耐用年数を考えると購入する選択肢を取る必要ない。
そんな印象を抱きます。
私自身は、1DKなので部屋の広さがある程度あり、置くスペースも、アニメやゲームなどを大画面でやりたいという欲求も有りますので、テレビを購入する気でいます。
テレビが不要な理由の一つの例としてこの記事が参考になれば良いなと思います。
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