前回の記事で、有機ELテレビを買って製品のレビューをしました。
で、購入から三ヶ月が経ったので、改めて大型の55インチテレビを買って良かった点、悪かった点をまとめていこうかなと思います。
27インチと55インチの比較
今回、テレビを買うまではDELLのS2721 DSをWALLのA2に設置していました。
55インチ有機ELテレビを買うことになったわけですが、前後差が凄い。
27インチが55インチですから、ほぼ倍のサイズに大きくなったと言うことです。
メリット
- 家電量販店で取り扱っている製品が多い
- メーカーとしてもラインナップが豊富で選び放題
- 比較・検討・相談がしやすい環境にある
- 大迫力と没入感でテンション爆上がり!
- 4K/HDR/120HzでPS5タイトルが遊べる
- YouTubeの字幕が見えない問題が解決した
- “ながら見”がしやすくなった
家電量販店で取り扱っている製品が多い
私みたいに家電が好きで、有機ELとの違いや輝度、コントラスト比、アスペクト、HDや4Kにドルビーアトモスetc…の意味を理解しているなら、ECサイトでパッと買うのも全然OKですが、一般の皆さんはそうじゃありません。
しかも、大型テレビって安くても8万円前後から高いものだと20万円を超えます。
REGZAから100インチのminiLEDテレビが100万円が出てたり、LGから珍しい77V型有機ELワイヤレステレビも99万円です。笑
安いとはいえ、高い買い物ですから失敗はしたくない!となった場合に、現地に見に行くというのが簡単な方法です。
見に行くとなれば、家電量販店なわけですよ。
となれば、取り扱っているサイズが多いほうが後述する比較がしやすいんです。で、自分が足を運んだ家電量販店(立川や新宿、池袋、横浜etc…)のテレビコーナーで、どのサイズ感のモノが取り扱いが多いかというと、
大型テレビ ≫ 小型テレビ > 中型テレビ
こんなサイズ順になっていて、イメージとしては大型、中型、小型の順かと思うかもしれませんが、大型はリビング、小型はや寝室、子供部屋に配置することが多いので、結構、取り扱っているんですよ。
今回選んだ55インチっていうのは言わずもなが大型テレビに属するものですので、家電量販店において取り扱いが多いので現地で、気になる製品を見ることが出来たというのは良かった。
メーカーとしてもラインナップが豊富で選び放題
大型テレビは家電量販店で取り扱う製品が多いというのは、分かりましたが何故?と言われれば基本的にはメーカー側も大型テレビのラインナップが豊富だからっていうのも理由でしょう。
事実として、価格.comの液晶テレビ・有機ELテレビ 注目ランキングを見ると上位5つの中に必ずと言っていいほど大型テレビがランクインしますし、画面サイズごとの製品数を見ると、75,65,55,50,43インチの数が多いのも分かるかと。
中でも『50インチ95製品、55インチ123製品、65インチ134製品』となっていて他のサイズに比べて突出した数です。
大型化が進んだ理由は不明だが、個人的にはYoutubeやAmazon PrimeVideoといった動画配信コンテンツが増えたことで普段よりも大きい画面で「お気に入りや推しを見たい」という需要が大型化に進んだ理由なのでは?と思っている。
実際、私も定期的にゲームやアニメのOPのみを見たりしますが…
畜生!可愛さが爆発してやがるZE☆
なんて思ったりもします。
サイズごとの製品数が多いということは、それだけそれぞれのメーカーやグレードに幅があるということ、翻って種類豊富で自分に合った製品を選ぶことが出来るというメリットに変わります。
価格が安いテレビ(ジェネリック)からチューナーレス、果てはフラグシップと呼ばれる最高レベルまであります。
つまり、自分の好みに合った製品を選び放題ってわけ!!
比較・検討・相談がしやすい環境にある
大型テレビの種類が多いということは、家電量販店でも取り扱うモデルが増えるということ。取り扱うモデルが増えれば、テレビコーナーにおける割合を増やすのも当然の戦略です。
そうなれば、店員さんとしても相談されることは増えるでしょうから、質問に答えられるように知識を付ける人も出てくるでしょうし、メーカーから人を呼んでくるなんてこともあるでしょう。
その結果、客にどんな恩恵があるかっていうと、
現地で比較・検討・相談しやすい環境が出来上がる
ってことなんですよ。
これがデカいっす。
知識のない人間がその場の2~3分ぐらいで選んで失敗するよりも、時間をかけて比較・検討をして、そのうえで不安な点や不明な点はプロに相談して、自分にとっての一番を探すという点で考えても大型テレビ55インチを買うメリットがあるかと。
私も一般の人より知識はありますが、やっぱり不足はあるので店員さんに質問したりすることは当然あって、そういう時に環境が揃っているのはとても有難かったです。
大迫力と没入感でテンション爆上がり!
兎にも角にも声を大にして言いたい。
映像やゲームでテンションがめっちゃ上がる!
55インチにして、最大のメリットというか良かったことは本当にコレに尽きます。
55インチっていうサイズ感だけの話ではなく、55X8900Lの性能っていう面も多分に含まれているとは思いますが、迫力はもちろん、色彩表現、奥行、黒の引き締まった表現、映像のヌルヌル感。その全てにおいてテンションが上がる。
普段見るテレビ番組やYoutube、ゲームの画面など至る所で「買って良かった」と何度でも思う。
それぐらい素晴らしい!
「ジョン・ウィック:チャプター2」や「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を見てましたが、映像の迫力や奥行きが凄くて、気づいたら2時間経っているほどです。
映像の綺麗さについては、テレビ自体のグレードや性能(映像エンジンやパネル)などによって違いが出てきます。
それでも、大きさからくる映像の迫力さは55インチならではのものがありますね。
やっぱ55インチすげぇや
ってなること間違いなしです。
4K/HDR/120HzでPS5タイトルが遊べる
PS5が発売した当初は、4KやHDR、120Hz対応のタイトルって少なかったんですがここ最近は、徐々にタイトル数も増えてきていてかなり嬉しいです。
昔ほどゲームをやりこむわけではありませんが、それでも綺麗な映像でゲームを味わえるっていうのも良いもんっス!
あと、デカいから画面の端から端まで良く見える。笑
YouTubeの字幕が見えない問題が解決した
27インチの時は、たまにYouTubeなどの字幕が見えないこともあったんですけど、かなりデカくなったので無理なく字幕が見えるようになりました。
どのぐらいの距離離れても文字が読めるかというと、サムネぐらいの文字サイズなら5.5メートルでも読める。
これだけの距離離れても見えるというのが、この後の買った良かった点にも繋がっていきます。
“ながら見”がしやすくなった
Youtubeのサムネぐらいの大きさなら5.5メートル離れても見れるということは、部屋の中に遮蔽物が無ければほぼ見えない場所は無いということになります。
27インチの時は、洗濯物を干したり畳んだり料理、掃除するなら音楽に切り替えていましたし、筋トレ動画を見るならモニタにぶつからない程度に近づかないといけないことが往々にしてありました。
それらが55インチになったことで解決しました。
悪かった点
続いて、悪かった点ですが、補足というか言い訳になりますが、”今の生活空間(1DK)では明確に悪かった!という点はありません”でした。というのも、概ね予想通りといえば予想通りだからです。
- 床から座って見るのが少しツラい
- 1Kや1Rだと部屋のスペースが足りない
- 55インチ以下に満足できなくなりそう
- 思ってたよりも距離が必要だったこと
床から座って見るのが少しツラい
テレビ自体が大きくなれば高さもそれなりにあって、我が家の55X8900Lは本体の高さ72cmになります。
テレビを床に直接置くわけではなく、テレビ台やテレビスタンドに取り付けるわけですが…そうすると必然的に全体的に高くなってきます。
A2 ロータイプに取り付ける際、限界まで下げても下端46cm、中央82cm、上端118cmです。この状態で座ってみたイメージが見出し下にある写真2枚ですが、長時間見続けるのは首が辛い。
解決策はある!しかし…導入が難しいケースも。
解決策として3つほどが思いつきます。
- ロータイプのテレビ台を取り付ける
- 寝転がって見る
- ソファやビーズクッションの導入
ロータイプのテレビ台って往々にして高さ40cmほどはあるので、40cm+70cm=110cmになるため、問題が大きく解決するには至りません。
また、ソファを導入するのは1Kや1Rにはサイズ的に導入が難しいかと。
個人的には、ビーズクッションなどを導入して寄りかかるように寝転がったり、上に座ってみるのが良いでしょう。
1Kや1Rだと部屋のスペースが足りない
実際にテレビを置いている部屋(洋室6畳)の左右からの写真を見ても分かるように、テレビスタンドに取り付けてスペースを少なくしたとは言え、自由に使えるスペースはそう大きくない。
- 食器棚
- 家電ラック
- テレビ
- 冷蔵庫
- こたつテーブル
- セミダブルマットレス
- テレビ
- ヨギボー
上記の家具家電だけでも、寝る際や使わない時はこたつやマットレス、ヨギボーを片付ける必要があって、使える状態のままにして生活をするのはもちろんのこと、デスクトップPCを置いて生活するのはかなり難しい。
広くするかモノを減らすかの2択
では、この悪かった点について解決策はあるのか?は、部屋を広くするかモノを減らすかの単純な2択しかないと思っている。
前者は、非常に簡単だが引越しにかかる費用や固定費の増額もあって誰にでも出来る解決策ではない。
対して、後者は断捨離をすることが出来れば、部屋の広さをある程度確保できるがそれでも限界がある。
個人的には、断捨離をしてみてから55インチをどうするか考えるのをオススメ。
55インチ以下に満足できなくなりそう
テレビの搬送、取り付けにきたスタッフさんから良い笑顔で言われた言葉があります。
小さくなると満足しなくなりますよ?
テレビが届いて一ヶ月が経過しましたが、テレビで見ていた映像をパソコンの画面で見ても迫力や映像の綺麗さがどうにも欠けていて、既にちょっと満足できなくなりそう予感がめっちゃしています。
サイズを下げても慣れれば変わるかもしれませんが、ここから32や43インチには下げられる気がしません。
年末年始に帰省した際に、比較してみますね。
思ってたよりも距離が必要だったこと
視聴に適した距離として4Kテレビなら画面の高さの1.5倍、2K(※)は3倍を推奨しているメーカーが多くありますし、視聴距離で検索するとめっちゃヒットします。
そのため、一人暮らしでも55インチを導入可能と思いがちですが、私の感覚だけでいうなら1.5倍では足りません。
詳細は省きますが、結論だけを言うならば
画面の高さの1.8倍から2倍は距離が必要
ということだけ覚えておいて欲しいです。
距離が短くなる分には歓迎だが、長くなると後悔しか生まない
55インチを買った後で、画面の高さの1.5倍でも十分じゃん!となるのは全然構いませんが、もっと長い距離が必要だった!となってしまうと、せっかくの大画面テレビが邪魔で後悔しか生みません。
実際に私が画面の高さの1.5倍で見た感覚を記事にしていきますので、その辺りで補足説明していきますね。
大迫力の映像が最高でした!
買った初日ぐらいは、見慣れていないため変に体が緊張してしまって首回りが痛かったっス。ただ、それも1日経てば慣れました。笑
確かに大きいということはデメリットでもありますが、個人的に55インチという大きいサイズにはそれを超える満足感があったので、個人的にはデメリットよりもメリットが上回っています。
もちろん、そのメリットにはテレビの性能や有機ELパネルという点も多分に含まれてはいますが…。
とはいえ、満足なことは間違いないので、是非、味わっていただきたい。
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