物価高の影響で自炊をしたり、職場にお弁当を持っていく人が非常に増えたことで注目を浴びているのが”冷凍弁当”
そんな冷凍弁当を作る際に何食分を作るか?っていうと、多くは1週間分に当たる5食分を作るのが一般的ですが、私はそれを超えて1ヶ月(20~25食)分を作っています。
この異常(笑)なスタイルを半年以上に続けてきて、メリットデメリットが分かってきたので、まとめようと思う。
メリット
- 予算内でやりくりする食費の計算が楽になる
- お弁当を好きなように作ることが出来る
- 毎週毎週、お弁当の献立を考える必要がない
- 一度に4〜5種の弁当を作るので飽きにくい
- 毎週末の買い出しと作る時間から解放される
予算内でやりくりする食費の計算が楽になる
5食ずつ作っていた時は先々の食費が見えなくて、スーパーでの買い物や外食は渋る傾向が強かったですし、月の後半ともなれば残り少ない予算と冷蔵庫の中身、主食の量を見て、ギリギリを攻めるような食事に度々なっていました。
では、1ヶ月分を一度に作るとどうなるのか?
20食分のお弁当を作った時点で、1ヶ月分の食事のうち平日お昼の食費は決まります。残った予算内で考えるべきは平日の朝と夜のご飯、土日の食事だけになるので、先々の食費がハッキリしました。
先々の食費がハッキリすれば、
- 以前から気になっていた店に食事や飲みに出かける
- 普段作らないような料理にチャレンジする
- 仕事で頑張った自分にスーパーで惣菜やお酒を買う
も出来るようになるので、個人的には1ヶ月分を一気に作る最大のメリットですかね。
お弁当を好きなように作ることが出来る
私の場合は、お弁当を作るときは「毎月最初の土日に1ヶ月分をまとめて作る」というルールで作ります。
そのため、食費はほぼ使っていない状態でお弁当を作ることになります。
食費をほぼ使っていない状態ということは、お弁当に使える費用にはかなりのゆとりがありますし、なんなら食費の何割をお弁当に使うのか決められます。結果、自分の好きなお弁当を作ることが出来ます。
極端な言い方をすれば、ステーキ弁当を作ることも可能!(現実的には20食中の1食みたいな感じですね。
5食ずつ作っている時は、最低限の予算から考えることが多かったので、それはそれで勉強になるんですが精神はすり減ってましたね。笑
毎週毎週、お弁当の献立を考える必要がない
Youtubeやレシピアプリなんかでお弁当向けのレシピを探せば山ほどありますが、予算や食材、周辺スーパーのチラシ情報、アレルギーetc…などの条件に合致するレシピが見つかるとは限りません。そのため、お弁当の献立を自分で考えるときも出てきます。
経験則上、何らかの制限がある場合はほぼ100%自分で献立を考えてた
で、そのお弁当の献立を考えるにしても、平日は日中仕事して、帰宅してから食事を作っては食べ、家事をして、寝るまでの限られた時間内で好きな事をやる合間に、“毎週末のお弁当作りまでに献立を考えられますか?”って聞かれて、「できます!」って答えられます?
俺は無理です。
ですが、1ヶ月分なら一度作りきってしまえば、次にお弁当を作るのは1ヶ月後です。献立を考える時間なんて死ぬほどありますし、前述したお弁当作りの予算にもゆとりがあるわけですから、ある程度は自分の好きなようにできます。
一度に4〜5種の弁当を作るので飽きにくい
20食同じ弁当でも良いんですが、せっかくゆとりのあるお弁当作りが出来るので5食1種類として、20食分なので4種類ぐらいお弁当を作っています。
例を挙げると、ちょうど先日、月1のお弁当(20食分)を作り終えましたが、こんな感じですね。
5食程度じゃ飽きない!と思うかもしれませんが、それが定期的に続くと作る時もやる気(モチベ)が落ちてきます。4~5種類あれば、毎日違う弁当を持って歩けば、飽きるのも緩和されますし、お弁当の献立も増えれば、飽きるということは無くなってきます。
毎週末の買い出しと作る時間から解放される
5食ずつ作っている時って、大体金曜日の夜時点ではお弁当に使えそうな食材ってなに一つ残っていないことが多いので、土曜日の朝から買い出しに向かい、お弁当を作ってってやってると土曜日はほぼ潰れる。
そうじゃなくても、土曜日は朝から掃除や洗濯をするので、めっちゃ忙しい。泣
晴れてるなら良いんですが、梅雨の時期や暑い夏の日に外に出るのはマジで怠すぎるんよ!!
対して、20食の場合は、詰めようと思えば土曜日の夜までフルで動けば、20食作りきれます。やれなさそうですが、要領良く行けばイケる!(経験談
慣れるまでは、土日に10食ずつ作る。
慣れてきたら、平日に副菜を作り置きしたりメニューを工夫すると出来るようになる。
するとどうなるのか?次のお弁当作りまでの土日は一切、時間を気にすることがありません。
1ヶ月後なんで、土日×3回にあたる6日間分の自由に出来る時間が確保できます。
好きなように起きて、外出して、帰りはのんびりスーパーで惣菜を買って、酒を呑んで好きなように寝る。私ならブログや筋トレ、母親との長電話等々、5食の時には中々できなかったことが出来るようになるので、助かってます。
デメリット
- 始めた当初はお弁当のメニューを考えるのが大変
- 一人暮らし向け冷蔵庫(冷凍室)に入らない
- 1ヶ月分をまとめて作るのに慣れるまで2日掛かる
- 弁当箱や保存容器が大量に必要なため出費が増える
- 洗い物や生ごみが大量に出てしまうこと
始めた当初はお弁当のメニューを考えるのが大変
20食を作る際に、4~5書類程度のお弁当を作ると書きましたが、20食を一度に作ろう!という時の最初のデメリットはその始めた時ですね。
とにかく20食分のお弁当メニューを考えるのが本当に大変。
お金のこと等を考えずに適当に作ればそりゃ20食作れるんですが、予算の都合、周辺のスーパー事情、本人の料理スキルやレシピなどの知識方面etc…を考えると中々、最適なお弁当のメニューっていうのが出てこない。
ただ、この点は始めた初期段階で出てくるデメリットです。けど、慣れたら平気。
参考程度に私のお弁当メニューを掲載
- チキン南蛮
- 焼き鳥
- 鶏つくね
- 鶏そぼろ
- チャーハン
- 帯広豚丼
- 塩焼きそば
- 塩味ビーフン
- 焼肉弁当(タレ、塩)
- ひじき丼
- カレーハンバーグ
- ロコモコ
- ガパオライス
- ドライカレー
- オムライス(ハントンライス)
- のり弁
メニュー考えるのがしんどい!という人は、
- メインの食材を決めて、メイン食材を基にメニューを考える
- 冷凍食品やチルド食品で作れるお弁当を考える
と良いと思います。
①に従うなら、鶏モモ肉や鶏ムネ肉をメイン食材に据えるとチキン南蛮と焼き鳥丼になり、鶏ムネひき肉なら鶏つくねと鶏そぼろ、ドライカレー&ガパオライスになります。
②だと、オムライスやのり弁なんかが該当しますね。
一人暮らし向け冷蔵庫(冷凍室)に入らない
ほぼすべての人に当てはまるのが、この一人暮らし向けの冷蔵庫(冷凍室)に入らないというデメリット。
以前の記事にも書いていますが、当方の冷蔵庫を一人暮らしには似合わないSJ-PD31E(定格容量310L)です。冷凍室の容量は125L収納スペースとしては84Lを備えています。
で、84Lを備える我が家の冷凍室でも、1ヶ月分を作るとその三分の一は冷凍弁当で埋め尽くされます…
つまり、一人暮らし向け冷蔵庫の冷凍室だと、1ヶ月分作ったらほぼ冷凍室はそれだけになります。ぶっちゃけ致命的!
ただ、個人的には冷蔵庫は大きくて問題になるっていうことは経験上余りありません。
買い替えを予定している人や普段から自炊をしている人、冷蔵庫がいつもパンパンでいつまで経っても冷たくならない!という人は大きい冷蔵庫に買い替えをするのもよろしいかなと思います。
1ヶ月分をまとめて作るのに慣れるまで2日掛かる
同じメニューなら20食作るのも楽かもしれませんが、私の場合は4~5種を作るので20食となると、買い出し&調理に掛かる時間、粗熱を取る時間などを基に作る順番とメニューを考慮し、作らないとまず1日では足りません。
なお、私は基本土日引きこもり人間なので、家事や趣味の状況を見つつ敢えて二日間に分ける場合もありますが…
とはいえ、毎週末の買い出しと調理をしなくてはいけない5食に比べればマシだとは思います。実際、2日間に分けたとして10食ずつですが、日曜日なら午前中で作り終えることが出来ますしね。
この辺りは人によって感じ方に差が生まれるところです。
弁当箱や保存容器が大量に必要なため出費が増える
続いてのデメリットは金銭的なデメリットになります。正直、この記事を見ている人は既にお弁当作りをしている人だと思いますが、それでも20食分の弁当箱は用意していないと思います。
ともすれば、不足分を買い足す必要がありますので、出費が増えてしまいます。
お弁当箱ともなれば一つ500円の安めの奴もあれば1,000円超えのモノまでありますし、保存容器とは言え安くても数百円を複数買えば塵積って山となるではありませんが、バカに出来ない出費です。私の場合は、通勤途中にイオンがあるため、そこの保存容器とお弁当箱を買って使っています。
続くか分からない人は保存容器をメインに買い足すと良いのではないかなと思います。
洗い物や生ごみが大量に出てしまうこと
20食を作るとなるとそれ相応の洗い物と生ごみが出ます。
生ごみの場合…
20食作れば、卵は平気で10~15個ぐらい使うのでそれだけでも結構な量ですが、ごぼうやニンジン、玉ねぎなどの生鮮食品を使えば、かなりの量の生ごみが出ます。
辛うじて我が家は月曜日が生ごみの日&土日は冷房効きまくりなので、そこまで匂いはしませんが、ゴミ捨ての日によっては特に夏場の匂い問題はヤバい。
洗い物の場合…
下味や下処理のためのザルやボウル、粗熱を冷ますためのバットなどの大量の洗い物も出てきて、お弁当のメニュー次第にはなりますが、私の場合は、20食作るとシンクがほぼ全て洗い物で満たされます。
一度に乾燥できる量を遥かに超えてるため、2回では足りず3回に分けないといけないこともあるほど…
この辺りは、後片付けが苦手な人にはかなり大きなデメリットと言わざるを得ませんが、私はどちらかというと洗い物や生ごみの処理はそこまで大変じゃないので、そこまで大きなデメリットだとは思っていません。
というより、土日用の飯を作るとどうしても生ごみや洗い物が増えるので、ぶっちゃけ大差ない。笑
結論
デメリットも多いが、メリットの恩恵がデカい
1ヶ月分のお弁当を一度に作って半年ほど経ってメリットとデメリットを考えると、それぞれ5つほどありました。
良かったかどうか?は意見が分かれそうですが、私にとってはデメリット以上にメリットの恩恵がデカいので、このスタイルは正解でした。
というか、ぶっちゃけ挙げたデメリットのほとんどは私にとっては解消済みor生活上問題にならないことばかり。唯一挙げるとすれば、生ごみと洗い物ですが、以前に比べて抵抗感が減ったので、デメリット!からデメリットかな?ぐらいに変化しました。
人によって、差異は有れど他人が言っているからではなくて一度試してみると思いのほか、自分に合っていた!ということが往々にしてありますので、その一つの参考になればと思います。