もう一か月前に開催された楽天スーパーセールで買ったサンワサプライさまのタブレットスタンドについてレビューしていこうと思う。
タブレットスタンドを検討している人はぜひ読んでいただければと。
評価
- 手を使ってタブレットを持つ必要が無い
- ごろ寝や流し見したいときに極めて便利
- 調整部分がナットでで締め直しが出来る
- 可動域が広いので使い勝手が良い
- 取り付けたままタッチすると揺れ動く
- ヘッド部分がABS樹脂で耐久性に不安
- 可動域よりも自立可能な角度が狭い
一言でまとめると、
予想通りかつ堅実な製品
といったところでしょうか。
開封の儀
今回、注文はサンワダイレクト楽天市場店からです。
届いた直後は、段ボールで梱包されていてそれを外すとシンプルな外装で、個人的にはこれぐらいシンプルな方が外箱を捨てるときも躊躇いなくイケるので好印象。
箱を開けるとこれまたシンプル。こんだけシンプルだと、捨てるのも楽でいい。
ただ、注文を付けるとするならば、
箱の中身がスカスカなので、衝撃とかで割れそうなので、箱のサイズダウンもしくは動かないような工夫が欲しい。
箱の中に同梱されている備品の類は全部で5つで、それぞれ
- スタンド部分
- タブレットホルダー部分
- 説明書
- 六角レンチ(3mmと4mm)
と、箱の空間がスッカスカのわりに予備等が無いので、一層不安感を煽りますが、備品の類が少ないので紛失等の心配は無さそう。
説明書はぺら1で両面に書かれています。
備品の不備やネジが通らないなどの不備ももちろん重要ですが、説明書も気を付ける必要があります。
というのも、ごくたまに説明書の説明が足りなくて、試行錯誤しなければならないことがあり、そうなると時間を無駄にしてしまうから要注意。
この説明書は一通り読んだら、組み立てが可能にレベルで内容に過不足が無くて良い。
各パーツの詳細をチェック
台座およびアーム部分の確認から。
スタンド部分全体
台座部分に、サンワサプライのロゴがあります。
台座の大きさに対して小さいですし、そもそもアームの先にタブレットをつけているので目線に入ることも少ないです。
裏面には、滑り止めが4か所あり、フローリングで軽く押してみましたが、びくともしません。
タブレットホルダーの中心部までおよそ38cmの高さまで伸びるため、クッションなどでゆっくりしている時やごろ寝している時などに使用する際も高さに不足を感じないかと。
台座の重さ
台座が軽いと自立可能な可動域が狭まってしまうので、ある程度重さが必要です。
このタブレットスタンドの台座はおよそ1kgと程よい重さとなっているので、ある程度自立可能な可動域は確保されているでしょう。
裏面と台座付け根の角度調整
六角ナットで締められている部分が裏面と台座の付け根にそれぞれ存在している。
裏面はアームの回転のしやすさに、台座の付け根のナットはアームの前後調整の硬さにそれぞれを影響を与えるので、硬かったり緩かったりする場合は付属の六角レンチで調整するのが良いだろう。
中間アーム
続いて中間アームの部分を見ていこう。
中間アームには台座の付け根にあるのと同じ六角ナットがあるため、付属の六角レンチで調整可能となっている。
また、台座の付け根にある六角ナットとは違い、こちらには+と-の表記があるので、どっちに回すと締まるのか?というのが分かりやすくなっている。
同じように締めたり緩めたりする裏面と台座付け根部分には同じ刻印を施してほしかった。
ヘッド部分
最後にヘッド部分です。
主要部分が金属で構成されていたのとは違い、ヘッド部分はABS樹脂というプラスチックに似た素材を使用。
角度調整用とタブレットホルダー部分との接続がそれぞれ回して占めるタイプです。が、ホルダーとの結合には溝を合わせないといけません。
タブレットホルダーの角度や向きを調整する部位は球体になっているため、フレキシブルな動きをしてくれます。
また、ツマミの反対側には不自然な溝があり、その溝に合わせることで簡単にタブレットホルダーを垂直にすることが可能とよく考えられていますね。
タブレットホルダー部分
タブレットホルダーの裏面はツマミとハメるための機構だけしかない作り。
肝心のタブレットを挟む仕組みはバネ式で、両サイドを引っ張り上げることで広げてそこにタブレットを納めることになります。
バネの強さは適度で、男性なら片手で子供や女性なら両手でやれば簡単に開くことが可能ですね。
タブレットが接触する部分に、ゴムがついているのも親切で安心して使える。
使用して感じたメリット
使用して感じたタブレットスタンドのメリットをお話しします。
- 手を使ってタブレットを持つ必要が無い
- ごろ寝や流し見したいときに極めて便利
- 調整部分がナットでで締め直しが出来る
- 可動域が広いので使い勝手が良い
手に持つ必要が無い
タブレットスタンドを使うので当たり前ですが、手で持つ必要が無いのが良いですね。
どんな時に便利かっていうと…
- 料理している時、片手間に確認できる
- 視聴中に電話が来た時、素早く取れる
- 仰向けでウトウトした時、顔に落とさない
手に持つ必要が無いので、”すぐ”に行動に移せて、”すぐ”元の作業に戻れるというのが非常に便利だなと感じました。
ごろ寝や流し見が楽
ごろ寝に便利そうっ思ってたんですが、その通り!!
過去、Apple純正のカバーを使ってました。
純正カバーはスタンドにもなるんですが、高さが足りず、目線が下すぎて結局、持つ羽目に…。
こいつを使うと、ほんとごろ寝と流し見が捗って仕方がない。
唯一問題があるとすれば、
『気づくと1日この状態で時間を潰していました』
になることかな。
六角ナットで締め直しが出来る
この手の稼働がぐにゃぐにゃな製品にありがちな、「緩くなりすぎて馬鹿になる」こと。
ですが、これは関節部分の大半が六角ナットなので、上記の問題がほぼ無縁であるというのは、長く使い続けられるということにも繋がるので良いなと。
六角ナットを締めるためのレンチもあるしね。
可動域が広い
自立の有無はともかく、使う分に可動域が足りなくて困ったというのは無い。
というか、ほぼ自由自在と呼ばれるぐらい高さ角度調整が出来るので、よほど極端、というかおかしな使い方をしないとこの可動領域で文句は出ない。
実際、私も購入してから可動域で不満はない。
使用して感じたデメリット
メリットに続いてデメリットは?ということで正直に書くと、こんな感じ
- 取り付けたままタッチすると揺れ動く
- ヘッド部分がABS樹脂で耐久性に不安
- 可動域よりも自立可能な角度が狭い
取り付けたままだと揺れる
まずは、こちらの動画をご覧ください。
汚いタブレットで申し訳ないです。
が、クッションフロアの上に置き段差がない状態でタブレットにタッチしてます。
1回目は少し強くタッチし過ぎましたが、2回目以降は普段タッチするぐらいにしてもなお、タブレットが前後に揺れていることが分かるかと思います。
なので、操作の仕方次第では後ろに倒れてしまいタブレットが傷つくや壊れた!!ってなりそう。
ヘッド部分に不安が残る
大半が六角ナットかつ金属なので、どうしても不安が残ります。
すぐに壊れるとは思いませんが、やはり耐久面では劣るでしょうし、締めなおしたりしている時に壊れる可能性もありそう。
壊れるからここが壊れるのでは?と思ってます。
自立できる角度に制限あり
iPad Pro 10.5インチですが、床と水平近くにして手を離すと、この通り自立出来れず倒れてしまいます。
普段使う分には、可動域に不満は一切ありませんが、どうしてもタブレットをつけるとその範囲が狭まるので注意が必要。
この問題はどうしたって発生します。
iPad Proでアームからタブレットホルダーまでを直線で結び、どこまで倒せるかを実験すると、およそ15~20度ぐらいの角度が限界です。
そのため、極端な角度で使う予定の人はご注意を。
最後に…
最後に、ここまでの内容をまとめておきましょう。
- 床生活中心な人
- 自宅でのタブレット使用頻度が高い人
- 何か作業しながら使いたい人
タブレットスタンドだと、手に持たなくていいので手が疲れることもないし、仰向けで使っていて落下させる危険もない。
しかも、高さも有るので寝ながらも見やすいし、ごろ寝したりスマホ見ながらタブレットでyoutubeなどをたれ流したり可能なので、よく自宅でタブレットを使ってる人はいいかも。
気をつけないと、時間泥棒になる可能性が高いっす。
ただ、ホールドしたままだとタッチすると若干揺れたり、稼働領域に対してタブレットを取り付けたまま自立する角度が狭いのでこの辺りは使い方次第って感じだが、注意が必要だなと感じる。
価格は4,980円とタブレットスタンドとしてみると比較的高いように感じる。
私としては、調整部分に六角ナットを採用し耐久性を考慮したり、全体的な作りの良さを含めて考えれば”妥当”かなと。これが、ABS樹脂だらけだと高いって断じてた。
個人的には、”買い”な商品でした。サンワサプライさん有難うございます!!
コメント