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【買う?】ゲオから有機EL55型チューナーレステレビが11万円以下で登場!気になるスペックは?

最近、チューナーレステレビが人気となりつつありますが、そんなチューナーレステレビに最終系か?と思われる製品の発表がありました。

GEOの発表した55型4K有機ELのチューナレステレビ「AX-ESK55」です。

ゲオオンラインストアのみでの販売かつ300台限定という限られた台数ですが、個人的には「ほぼほぼ最終系が来たな」と思わせるスペックと魅力が詰まっていたので、その辺りを解説していきたいと思います。

目次

AX-ESK55のスペック

下記の表にまとめたのが、実際のニュースリリースに書かれていた製品仕様になります。

画面サイズ(アスペクト比)55V型(16:9)
画素数(水平×垂直)3,840×2,160
映像コントラスト比:1,500,000:1
応答速度:0.1(ms)
視野角:左右178°/上下178°
リフレッシュレート:120Hz
スマートシステムUI:Google TV
CPU:CA75 Dual and CA55 Dual
GPU:IMG BXE
DDRメモリー:2GB
eMMCフラッシュメモリー:16GB
MEMC対応:〇
Bluetooth対応:○(Ver.5.0)
WIFI対応:○(802.11b/g/n/ac)
メディアキャスト:〇
スピーカー実用最大出力45W(Dolby ATMOS 対応)
端子群・HDMI×4
 (Ver2.1×2、Ver2.0×2、HDMI3のみEARC対応)
・USB×2(USB3.0×1、USB2.0×1
 ※対応フォーマット:FAT32 容量128GBまで)
・AV入力×1
・光デジタル音声出力×1
・ヘッドフォン端子×1(3.5mmステレオミニジャック)
寸法(幅×高さ×奥行)スタンド含む:1,226.4mm×761.8mm×248.8mm
スタンドなし:1,226.4mm×700.7mm×60.8mm
重量スタンド含む:17.3kg
スタンドなし:16.8kg
使用電源AC100~240V 50/60Hz
壁掛寸法200mm×200mm
付属品リモコン、単4形乾電池×2(※テスト用)、
スタンド、ネジ、取扱説明書、保証書
ニュースリリースより

パッと見た感じ、55インチのモニタとしてみれば相当優秀な部類に入るなっていう印象ですね。300台限定との話ですが、売れ行きが良ければ追加受注もしそうな感じもありますので、個人的には暫し待ちかなといったところ。

AX-ESK55の魅力

AX-ESK55の魅力
  • 有機EL+Dolby VISIONの美しい映像
  • MEMC対応120Hzで滑らか残像感も少ない
  • VESA対応がイイネ
  • ヘッドフォン端子がある
  • 税込109,780円と安い

有機EL+Dolby VISIONの美しい映像

有機ELってなに?っていう人もいると思いますが、簡単にいうとパネルが薄くて発色の良いって思っていれば良い。

特に有機ELの発色の良さを表現する言い方として、「完全な黒」が挙げられます。

通常、我々が目にしているパネルは液晶パネルと言って、パネルとバックライトが分けられています。そのため、暗い画面を表現する時はどうしてもバックライトの白色がパネルに当たり、白っぽい黒さが表現されます。

ですが、有機ELは自発光するため黒は黒として表現されるため、完全な黒を表現することが可能になります。

ちなみに、有機ELと聞くとなんだか遠いようなお話に聞こえますが、スマホに使われていることが多い。

特に、日本では圧倒的なシェア率を誇るiPhoneはiPhone X以降に搭載されているOLEDが有機ELを指していますが、iPhone SEは液晶パネルなので、全部が全部そうとは言えませんが!

ちなみに、自分のスマホが有機EL(OLED)かを知るなら真っ暗な部屋で黒い画面を表示させてみると分かりますよ。

有機EL以外にもHDR(ハイダイナミックレンジ)規格のDolby VISIONにも対応していてより鮮明な色彩表現も可能になっているので、映像には満足しそうな感じのスペックになっていますね。

MEMC対応120Hzで滑らか残像感も少ない

PCモニターなんかを買っている人には馴染みのある120Hzですが、一般の人は分かりづらいですよね。そもそも、映像はパラパラ漫画と同じ仕組み、静止画が集まって映像になっているものだと思っていてください。

例えば、5秒間走るという動きを表現するのに、

  • 100枚の静止画を使って表現する
  • 50枚の静止画を使って表現する

どちらがより綺麗な走る動きを表現できるかと問われれば、前者を挙げるでしょう。そして、これがより顕著に出てくるのがスポーツなどの動きが激しい映像になります。

AX-ESK55は、120Hzに対応しているため、通常よりも滑らかかつ残像感も少ない映像を楽しむことができます。

VESA対応がイイネ

最近、テレビやモニターなどはそのまま使うよりも、テレビスタンドを使ったり、モニターアームを使うことがあります。

その際に、必要なのがVESA規格というのものです。

VESA規格とは、液晶ディスプレイやテレビなどの映像機器を、壁掛け金具・アーム・スタンドなどに取り付ける際に使うネジ穴の間隔について定められた国際標準規格のことです。

https://www.sanwa.co.jp/product/desk_rack/monitor_arm/howto_vesa/index.html

個人的に、ここまで大きいテレビをテレビ台に乗せてってなると、場所の専有幅が酷すぎるのでスタンドを導入したくなる。

その点でいうと、VESA規格に対応してくれているので、テレビスタンドにつけることが出来そうで良いなと。

ヘッドフォン端子がある

FPSなどのゲーマーならヘッドフォン端子があるほうが圧倒的に便利です。が、55インチでFPSをやるゲーマーがヘッドフォン端子を求めているかっていうと何とも言えない。

いずれにせよ、PS5には、ヘッドフォン端子がありません。

そのため、ヘッドフォンでプレイしたいのであれば、モニタ側にヘッドフォン端子があるには越したことがないので、これはこれで有難い。

税込109,780円と安い

個人的に、有機EL・Dolby VISIONやBluetooth5.0などに対応していて税込み109,780円というのは安い気がしています。

というのも、同じような価格帯でテレビが勝負しようと思うと、LGやハイセンスなどの国外メーカーのテレビになりますし、国産メーカーにこだわるなら2~3年前の有機ELになります。

AX-ESK5555X8900K4T-55DQ1
109,780円134,799円139,800円
2023/3/242021/5/252021/4/22
3/19の価格.com最安価格

もちろん、テレビには映像エンジンが搭載されていて4Kアップコンバートや録画機能と、そもそもテレビとしての性能に違いが出てしまうので、一概には言えません。

また、テレビ以外に大画面の映像を貯め締める機器として、プロジェクターもありますが、そちらに投資するより10万円で現状、トップクラスに美しい有機ELを手に入れられることを考えると、魅力がありますね。

AX-ESK55の気になる

スペックを見て、あくまで私個人が気になった点をいくつか解説していきます。

AX-ESK55の気になる
  • DDRメモリが2GB
  • VRR表記が無い
  • 映像設定が足りない?
  • 店頭で確認が出来ない

ALLM表記は取扱説明書に記載があったため文言を削除しました。

DDRメモリが2GB

メモリの容量は、画面の切り替えやアプリの複数起動などに影響を及ぼすこともあるため、快適な動作を望むならメモリ容量の確認は重要事項になります。

足りないと、アプリを起動するのに「必要なメモリが足りないため起動できない」とかの問題も出てきます。

で、AX-ESK55のメモリ2GBとというのが、十分なのか?って話だと、実はこれが非常に判断に迷う点なのですよ。というのも、多くのテレビの技術仕様にはメモリの容量が書かれていません。

そのため、比較ができないのです。加えて、店頭で見ることも出来ないため、メモリ容量が適切かの判断もできません。

VRR表記が無い

PS5ガチ勢はそもそも、デカい画面を買わないこともあるので…必須とは言いませんが、PS5にはVRRとALLMに対応していますが、AX-ESK55にはその対応表記がありません。

無きゃないで構いませんが、あったには越したことがないでしょう。

正直な話、PS5対応とうたうならVRRにも対応してほしかったなという気持ちになりましたね。

映像設定が足りない?

AX-ESK55を色々とみていると映像エンジンは搭載されていなさそうで、取扱説明書にはモードの変更と輝度、彩度、色相、コントラスト、シャープネス、ガンマ、ブラックレベルの変更が可能になっていた。

うん、モニタだな

そういってしまいそうなぐらい、映像設定が非常にシンプルでモニタに似通っていたので、ちょっと物足りなさを感じた。

店頭で確認が出来ない

モニタであればチューナレステレビであれ、10万を超える家電を確認せずに買うのは怖い。

特にモニタなどの映像出力機器は、技術仕様だけでは判断できない要素が多くあって、店頭で確認せずに買うというのはちょっと考えちゃう。

2万円ぐらいのPCモニタとかなら技術仕様やメーカーから想像で買えるんだけど、流石にこの価格はなぁ…って感じ。

55インチというサイズ

スタンド含めて、1226.4(幅)×761.8(高さ)×248.8(奥行)mmとデカいです。

家族と住んでいれば、チューナーレスよりも普通にテレビを買うでしょうから、一人暮らしメインで考えた場合、部屋の大きさから考えても、置く場所や視聴距離の観点から大変かなと。

テレビとしてのサイズ感で考えると、主流となるサイズは55インチが多いので、それを念頭に考えたんだろうけど、ちょっと気になりました。

買いの製品なのか?

と、ここまで魅力と気になる点について語ってきたが、結局のところ買いなのか?という点について書こう。

買い

補足をしておくと、

  • 映像にこだわりが無く、綺麗な映像を見たい人
  • テレビとしてではなく、モニターとしての価値

この二つの観点で考えた場合に限ります。ちなみに、私もモニタとして考えるなら買う

人柱になっても構わない!!

個人的な物言いになってしまうが、チューナーレステレビはテレビじゃなくてモニタだと思っている。

そのためモニターとしての価値で技術仕様を見れば、有機ELを搭載しつつDolby VISIONにも対応し、ATOMSやBluetooth5.0にWi-Fi5とモニターとしては最上レベルであろうなという感じがします。

もちろん、ゲーミングモニタと比べれば足りないところもありますが…。

ただ言えることがあるとすれば、一度有機ELの美麗な映像に慣れると戻れないぐらいの衝撃はある。

最後に…。

チューナーレステレビ最終系ともいえる有機ELパネルを使用した製品が今回、初めて登場したのですがサイズ的に一人暮らしには多少大きいように感じます。

が、VRRに対応はしていないものの、有機ELで55インチ、Dolby VISIONやATOMS対応で120Hz駆動ですからね。

これで11万切ってくる価格には、インパクトは十分にあったと思います。

ただ、このご時世じゃなければな…といったところ。

インパクトは十分でしたが、3/19現在もオンラインストア上でのWeb予約を受け付けているところから見ても、300台の予約は埋まりきっていないように見えますので、ほんとこの物価高で生活が苦しくなければ、もっと盛り上がっていたはず。

実際に販売されると、レビュー動画も出てくると思うので、そちらの反応が気になる製品ですね。

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