お弁当のおかずとして定番のほうれん草のバター炒め、好きですか?私は結構好きです!
そんなほうれん草のバター炒めを自宅で作って冷凍食品化したらいくら掛かるのか?というコストについて実際に作りコストを見ていきます。
結論:”おうち”で作ると圧倒的に安い
おうちで作ると、
メーカーより6割安くなる
材料費などで計算してみると、ほうれん草のバター炒めをおうちで作るのとメーカーので比べると、20g単価あたりではメーカーのより6割ほど安く作れることが判明しました。
そのため、ほうれん草のバター炒めをお弁当に入れて持っていくなら、おうちで作ってしまうのが良いでしょう。
ほうれん草のバター炒め
まずは、べたなほうれん草のバター炒めを作ってみましょう。
材料費(総額):813円
とりあえず、作ろうと思い立ったが吉日ということで材料を買ってきました。思い立った日のほうれん草が安かったとかそういうよこしまな理由はありませんよ?
材料 | 内容量 | 価格 |
---|---|---|
ほうれん草 | 3束 | 300円 |
コーン | 2缶 | 198円 |
ベーコン | 100g | 150円 |
バター | 30g | 70円 |
塩 | 15g | 5円 |
胡椒 | 15g | 90円 |
主要な材料をリストアップしましたが、大体はこんなもんでしょう。人によって、ニンジンをプラスして作ることもあるかと思いますが、今回はあくまでベーシックなほうれん草のバター炒めということで進めていきます。
で、その合計は813円と思ったよりも高い?
調理工程と所要時間:20分
1kgのほうれん草バター炒めが完成
思ってたよりもうまくできた。というか、作った直後に味見してみましたが、コーンたっぷりで市販品よりも美味しく感じましたので、成功と言っていい気がする。
出来上がった内容量が`1kgほどあったので、そう考えると813円って安い気がしてきました。
作って分かった問題点
おうち冷食として、ほうれん草のバター炒めを作っていて気になった問題点について触れていく。
問題点①:フライパンに収まらない
今回、2つのボウルにそれぞれ1.5束ほどずつ入れて調理しましたが、1度に炒めるのは無理でした。
フライパンも26cmと比較的大きいサイズを用意して挑んだんですけどねぇー…。
2~3回に分けて、ほうれん草を入れて炒めて、しんなりしたらまた入れてを繰り返す必要があったので、冷食向けに大量に作ろうとするのは、効率の点で悪いかな?
問題点②:バターの味がほぼしない
予想外だったのが、バターの味がしないことだった。もしかしたら、バターの量が少なかったのかも?とも思ったので、いくつかのレシピサイトと比べてみたけど、材料や内容量に大きな違いが無かった。
でも結果からすれば、バターの味がほとんどしなかった。
予測だが、野菜から出た大量の水分と粗熱を取ったりする過程で失われたのでは?と思っているので、おうち冷食ではバターを使わず、オリーブオイルを使うほうが良いのかもしれない。
問題点③:水分はどうにもならない
塩による浸透圧や冷ます段階で出てくる水分についてははどうにもならなかった。
もちろん、事前に茹でたり加熱をして処置しちゃうという方法もあるが、果たしてほうれん草のバター炒めとしてはどうなんだ?という気がしないでもない。
今回作った、おうち冷食が無くなれば、再チャレンジとして作るつもりもあるので、その際に試してみよう。
メーカー製との価格比較
主なメーカーの冷凍食品と価格を比較しましょう。
”おうち冷食”が一人勝ち
項目 | おうち冷食 | ニチレイフーズ | 生協 | アクリ |
---|---|---|---|---|
価格 | 813円 | 169円 | 213円 | 201円 |
単価(20g) | 16.26円 | 42.25円 | 53.25円 | 50.25円 |
価格だけで見るならおうち冷食の一人勝ちでした。
材料が今の3倍にならないと覆らない
おうちで作ったほうれん草のバター炒めが安いのは分かりました。では、いくらになるとメーカー製のほうが安くなるのか?
計算してみると、今回作った際の価格に対して3倍のコストが掛かると、20gあたりの単価が48.9円となり、ニチレイフーズさんとほぼ変わらなくなることが分かりました。
材料 | 内容量 | 価格 |
---|---|---|
ほうれん草 | 3束 | 900円 |
コーン | 2缶 | 600円 |
ベーコン | 100g | 450円 |
バター | 30g | 210円 |
塩 | 15g | 15円 |
胡椒 | 15g | 270円 |
ただ、価格が3倍になる時点でメーカー製の冷凍食品も値上げが実施されるはずなので、優位性は崩れなさそうですね。つまり、ほうれん草のバター炒めは自宅で作ったほうが安い。
バターの量を倍にしたり、スパイスにこだわったり、糸唐辛子を使うなどして、メーカー製よりも豪華に仕上げるのもアリ!
最後に
餃子、麻婆豆腐、エビチリに続き、コスト比較第四弾としてほうれん草のバター炒めを比較しました。
前回までとは違い、メーカー製よりも断然おうちで作る方がコストが安い結果になり驚きましたが、食品メーカーは食品メーカーで美味しく食べられるようにしてくれているわけで、その姿勢には頭が下がる思いです。
節約を考えているのであれば、おうちで作るのも良いのではないでしょうか。
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