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私がプロパンガス賃貸に住んでいる理由と積極的に選ばない理由とは?

いまの家を決める際に、最後の最後まで悩んだ理由、それが「プロパンガス設備」でした。

あまりプロパガスに良いイメージを持っていなくて。

それから実際に住んでみて、振り返ってみると、

プロパンを選ぶ理由も無いけど、それだけで選ばないという理由も無い。

という結論に至っております。

  • 何故、プロパンガスを選ぶ理由が無いのか?
  • それだけを理由にして選ばないという理由も無いワケとは?

この二つを私が実際に経験して、感じた感想とともに数字や報告書の内容を交えて書きました。

目次

プロパンを選ばない理由とは?

そもそも私は、同じ設備条件なら都市ガスを選びます。

言っちゃなんですが、色々と調べ行くとプロパンガスのメリットとしてよく聞く内容が違っていたりして、総合的に判断するとプロパン賃貸を積極的に選ぶ理由が見当たらなかったからです。

積極的に選ばない理由
  • 都市ガスに比べて価格が高いうえに乗り換えが出来ないから
  • 災害に備えるためだけに、年間24,000円も多く支払えない
  • 火力はガス機器側の性能なんで、火力=プロパンで選ぶ必要が無い

都市ガスに比べて高く乗り換えが出来ない

まず最初に、都市ガスに比べてプロパンガスは高いです。

For 日東エネルギー

基本料金1,800円 / 従量料金1㎥470円

For 東京ガス

基本料金759円 / 従量料金1㎥145円

その理由として、プロパンガスは自由料金制が導入されていて会社が自由に値段を決めていいという原則とガスボンベの輸送費や人件費があります。

他には、ぼったくりみたいな価格の会社があったりしてるんですよ…。

で、高いなら電気みたいに乗り換えちゃえばいいじゃないか!!って思う人もいるでしょう。

実際、都市ガスも2017年にガス自由化が始まり我々個々人でも自由にガス会社を選べるようになりましたから。

しかし、プロパンガスの場合はそうもいかないんです。

特に集合住宅の場合は、契約の決定権がオーナーにあるため切り替えがかなり難しいです。

これでは、ガス料金が値上がりしても泣き寝入りするしかなくて、解決しようにも引っ越ししかありません。

災害に強いだけで年24,000円も多く支払えない

プロパンガスのメリットとして、災害に強いというのがあります。

下記の画像は東日本大震災時の復旧時期を表に表したものですが、それを見るとプロパンガスは都市ガスに比べて1.5週間ほど早いのが分かります。

出典元:経済産業省「東日本大震災を踏まえた今後のLPガスの安定供給の在り方に関する調査 報告書」

が、正直災害に強いことを理由に選ぶ選択肢は無しです。

そもそもガス管が止まるレベルの災害を調べてみたら、1995年・2011年・2016年・2018年の地震の時のようです。

つまり、そうそう起きないものと結論付けることが出来ます。

その”そうそう起きないレベルの災害に対しての恩恵を得るため”だけに高い料金を支払う必要はないです。

火力はガス機器依存のため、火力=プロパンで選ぶ理由無し

よく聞く話ですが、『プロパン=火力が強い』のイメージってあるでしょ?

火力うんぬんでプロパガスを選ぶ人ってそうそういないと思いますが、料理好きなら多少は惹かれるものがある。

が、調べてみると違うことが判明。

比較項目プロパンガス都市ガス
発熱量24,000kcal / ㎥10,750kcal / ㎥

“プロパンガス 火力”なんかで検索すると、こんな数字が出て2倍違うので火力も2倍違うんです!!的な。

確かに、同じガス量で比べるならその通りなんだけど、我々が使うガスはガス管を通りガス機器から熱を得ます。

んで、そのガス機器を通して出てくる火力はプロパンだろうが都市ガスだろうが変わりません。

あくまで、火力の強さはガス機器側の問題であって都市ガス・プロパンガスは関係ないのですよ。

つまり、火力が強いからという理由でプロパンガスを選ぶ理由はありません。

何故プロパンガス賃貸に住んでいる?

プロパンガスを選ぶ必要はないと結論付けましたが、なぜ私はプロパンガス賃貸に住んでいるのか?

その理由も説明しておきます。

住んでいる理由
  1. 都市ガスの普及率は全国的に49%とプロパンガスだからと避ける理由はない
  2. 一人暮らしのガス代として考えた場合、生活費のやりくりでカバーできる
  3. 自分の住んでいる地域では、広さとプロパンガスを加味しても賃料が安かった

普及率をみてもプロパンだからと避ける理由にはならない

環境エネルギー庁の『ガス事業の現状』という報告書の中にはガスの需要家数という項目があります。

その中で、都市ガスの需要家数は53%でプロパンガスは44%となっています。

都市ガスプロパンガス
53%44%
資源エネルギー庁より抜粋

更に、毎度毎度のデータ参考として政府統計の数字を基に都道府県別で見比べてみると、全国平均49%に対して関東や関西の一部都道府県が上回る程度でほとんどは全国平均に達していないという状況です。

そう考えた時に、プロパンガスだからという理由だけで避けるのは少し合理性に欠けるなと判断しました。

順位都道府県名割合順位都道府県名割合
1位東京都92%24位岡山県19%
2位大阪府88%25位福島県18%
3位京都府74%26位群馬県18%
4位新潟県66%27位長野県18%
5位兵庫県66%28位岐阜県18%
6位神奈川県65%29位茨城県17%
7位千葉県63%30位石川県16%
8位愛知県62%31位熊本県16%
9位奈良県51%32位山形県15%
全国49%33位宮崎県15%
10位埼玉県44%34位栃木県14%
11位福岡県37%35位和歌山県14%
12位宮城県36%36位鳥取県14%
13位静岡県33%37位佐賀県14%
14位広島県33%38位大分県14%
15位北海道31%39位青森県12%
16位長崎県30%40位岩手県12%
17位滋賀県29%41位徳島県12%
18位秋田県26%42位愛媛県12%
19位山口県26%43位高知県12%
20位三重県23%44位福井県11%
21位富山県21%45位沖縄県10%
22位香川県21%46位山梨県9%
23位鹿児島県21%47位島根県9%
2013年の統計情報より算出

都市ガスとの差額分は生活費のやりくりでカバー可能である

都市ガスとプロパンガスを比べた際にプロパンガスのほうが高いと既に言っています。

が、一人暮らしで使うガス量で考えた場合、正直そこまで負担増とはならないと感じています。

例えば、私の過去のガス使用量は2.8㎥となります。

この使用量を基にそれぞれ計算していくと、日東エネルギーは3,427円で 、東京ガス1,281円です。

およそ2,000円の差ですが、この価格差はやりくりで十分カバーできます。

そう考えると、別に積極的に選ぶ必要も無いけど、料金だけで避けるのも違うなと。

賃料だけで見ずガス料金+賃貸で判断した際に安かった

どうしても賃料だけで判断しがちですが、ガスに関しては物件によって違いがあり、その違いは料金として返ってきますのでガス料金も加味して判断すべきです。

例えば、私が住んでいる部屋の情報をざっくりレベルで書くと、こんな感じの設備物件です。

  • 駅から徒歩15分ほどの距離にある
  • 床面積30.91㎡の1DKで鉄筋コンクリート造り
  • 風呂トイレ別で賃料45,000円
  • プロパンガス&畳部屋有り&洗濯機が室外(ベランダ置き)

似たような条件+都市ガスで住宅情報サイトにかけましたが、最低賃料5.9万円からでした。

現時点で私が住んでいる賃料45,000円にガス代を足しても1万円も安いです。

こんな感じで結果的に安く済むので私の場合はプロパンガス賃貸でも問題無しって判断をしました。

まとめ

それじゃここまでの内容をもう一度おさらいしましょう。

まとめ
  • プロパンガスを選ぶメリットはさほど存在しない
  • 普及率で見てもプロパンガスも多いのでそれだけを理由に除外するのは詮無きこと
  • ガス料金は高いが、一人暮らしの範囲ならやりくりで十分カバーできる

これを物件選びで言うなら↓みたいな感じかな

その物件を選ばない理由がプロパンだけなら考え直そう。
似たような条件で都市ガスがあるなら都市ガス側を選べ。

これまでのことから、積極的にプロパンガス設備の賃貸を選ぶ必要は有りません。

が、プロパンガスだからという理由だけで、そのほかの条件は満足しているのに除外するのは違うのかなと思いましたね。

実際、私はプロパンガスの賃貸に住んでいますが結果的に満足していますもん。

また、次の記事でお会いしましょう。

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