皆さん、タンパク質取っていますか?
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準2020年版」では、1日当たりのタンパク質推奨摂取量は成人男性で60g、女性なら50gとなっていて、平均値で見るとクリアしているとのこと。
クリアしているなら大丈夫じゃん!
なんですが、推奨摂取量とは別に、目標量というのがありまして、そちらはもう少し高くて男性(20~64歳)なら80g~130gとなっていて、大半の人は目標量に達していないのが実情です。
それを補うのに、有効なのがプロテインです。とはいえ、プロテインは高くて、物価高の現状では優先度が下がってしまうのも頷けますが、そんな人にオススメしたいのが安いBODYWINGのソイプロテイン。
フレーバーは3種類(プレーン、チョコレート、チョコレートプレミアム)となっていますが、今回はチョコレートプレミアムを購入して飲んでみた感想をレビューしていきます。
総合評価
- 他社と比べて安い
- ほんのりココア味で好み
- 人工甘味料無添加
- 甘さが欲しい人には物足りない
- フレーバーの少なさ
本品を含めBODYWINGの最大メリットと言えば、他社と比べて圧倒的に安いことだ。チョコレートプレミアムでも3kgセットを買うと1kg単価は2,296円とマイプロテインに匹敵する安さになる。
既に様々なプロテインを飲んでいて、しっかりとした甘みが欲しい人や数多くのフレーバーからお気に入りを探したい人には少々向かないプロテインである。
そんな本品を一言で現すなら
最初のプロテインとしてオススメしたい
人工甘味料(アステルパーム)無添加な上に安く、しかも甘みも少し抑え気味。
世の中には、様々なプロテインがあってめっちゃ甘いプロテインも存在するが、どの程度の甘さが自分好みなのかは一概に言えないため、これをオススメ!とするのが難しい。
なので、個人的には「ほんのり甘い程度」の本品を基準にして、
- ソイのままかホエイにするか
- 甘くするのかしないのか
- プレーンで行くのか
- はたまた別のフレーバーを試すのか?
など今後、自分に合ったプロテインの方向性決める指針として使えるのではないかと考える。
価格
ソイに限りませんが、プロテインは継続して買うため、各自の財布事情を考慮しないといけないのですが、如何せん全体的に価格が高いうえに1kgが基本になっていて試し飲みが気軽に出来ません。
その辺りを考えると、価格というのは最重要な要素と個人的には捉えています。そこで、同じソイプロテインで有名どころの価格をAmazonを中心に比較してみました。
項目/メーカー | BODYWING | マイプロテイン | ザバス | WINZONE | VALX | Kentai |
---|---|---|---|---|---|---|
フレーバー | チョコレート プレミアム | チョコレート スムージV2 | ココア | きなこショコラ | チョコレート風味 | ココア |
価格 | 2,690円 | 2,200円 | 3,555円 | 3,080円 | 3,480円 | 4,211円 |
送料 | 無料 | 1,600円 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
価格+送料 | 2,690円 | 3,800円 | 3,555円 | 3,080円 | 3,480円 | 4,211円 |
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私が思う有名どころメーカーと比べても安いBODYWING流石です。
が、ソイプロテイン単体ならそれすら凌駕するマイプロテインは流石ですが、”Amazonの公式販売が無い”点と”送料無料に6,500円を超えないと送料価格が高い”のがネックですねぇ…。
ちなみに、BODYWINGが販売しているソイプロテインの中でプレミアムチョコレートが最高価格になります。精製国やフレーバーの違い以外にも1kgよりも3kgまとめ買いにすると1kg単価の値段が…ちょっと頭おかしい()
項目/フレーバー | チョコレート プレミアム | チョコレート | プレーン | プレーン |
---|---|---|---|---|
精製国 | 日本国内 | 日本国内 | 日本国内 | アメリカ |
価格(1kg) | 2,690円 | 2,390円 | 2,280円 | 2,090円 |
価格(3kg) | 2,296円 | 1,963円 | 1,860円 | 1,663円 |
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フレーバー
価格表にも、フレーバーを記載していますが、正直、フレーバー数は他社よりも少ないです。
- プレーン
- チョコレート
- プレミアムチョコレート
個人的には、フレーバーよりも価格を重要視しているので全然構いませんが、味を変えながら飲みたい人や上記のフレーバーに好みが無かった場合、他の選択肢が無いのはちょっとマイナスかな?
逆に言えば、選択肢が少ないので悩む必要はありませんし、全種類試すのにそう時間も掛からないのは良いこと。
パッケージ
パッケージについてはちょっと不満です。プロテインのパッケージとしては縦長って多いというか、むしろ縦長が当たり前なんですけど、BODYWINGのプレーンタイプは横長タイプで取り出しやすい。
てっきり、プレミアムチョコレート味も横長かな?と思ったんですが、縦長タイプでマイナスポイントです。
ただ、私の場合は数日分は別の保存容器に移して冷蔵室に保存するので、特に問題視はしませんが、パッケージそのまま使います!っていう人は気を付けて。
1kg単品ならスプーンも付いてくる
今回買ったBODYWINGは1kgには、スプーンが毎回付属されているのでここは人によるかなとは思いますが、定期的に容器やスプーンを洗う私にとっては地味に嬉しい。
ないほうが良いっていう人は、1kg×3袋の3kgタイプを買うとスプーンが付属しません。
あと安いから()
粉末
溶かす前の状態でも、匂いはしっかりとチョコレートであったのに対して、色合いは少し薄めで「これがプレミアム?」と少し疑ってしまった。
付属のスプーンで1杯を擦りきりしている時に気づきましたが、プレーンタイプに比べてサラサラしてましたね。
くしゃみしようもんなら、すごい舞いそうでしたwwww
その他
パッケージ裏に成分表や溶かし方や割り方などが書かれていましたね。販売ページなんかには他にも…
- 保存料・着色料不使用
- 砂糖を入れておりません。甘味料は天然植物由来のステビアを使用
- アミノ酸スコア100
- BCAA、カルシウム豊富な大豆プロテイン使用
- 人工甘味料無添加
正直、栄養バランスについては専門家でもないので分かりませんが、他社のソイプロテインに比べて不足過ぎるという点は見当たりませんでした。
というより、これだけで栄養バランスを維持するつもりはないので、そこまで深く考えたことない()
人工甘味料無添加が気になる
本プロテインの販売ページには、よく書かれているフレーズに「人工甘味料無添加」があります。かく言う、本製品も人工甘味料無添加が書かれています。
なんですが、個人的に違和感というか疑問がわきました。
人工甘味料ってノンシュガー系も含めいろんな食品に使われているはずなのにわざわざ書く理由はなに?
ということで、Googleさんで調べてみたら今年WHOが「人工甘味料アステルパームに発癌性の可能性がある」って発表した内容が要因のような気がする。(あくまで気がするってレベルだけどね。
ちなみに、人工甘味料「アステルパーム」に発がん性の可能性がある件について、食品安全委員会がアステルパームについてのQ&Aを公開していて、それを読んでみると
- IARCは、ヒトにおける発がん性の「限定的なエビデンス」を挙げてる
- ヒトに対して発がん性がある可能性がある「IARCグループ2B」と分類
- 「IARCグループ2B」はヒトに対して発がん性がある可能性がある
- 「IARCグループ2B」には、わらびや漬物も該当する
とのことらしいので、避けられるなら避けた方がいい気がするけど、筋トレや運動をめっちゃしててタンパク質補給を目的としてプロテインをガンガン飲む人とかじゃなければ問題ないんじゃ?と思いました。(小並感
何故、ソイを選んだ?
このレビューを見ている人には常識かな?と思うが、順序立てて説明していこう。
タンパク質には動物性と植物性がある
タンパク質には動物性と植物性がある。
- 動物性たんぱく質
-
肉や魚の他に牛乳などを筆頭に乳製品も含まれていて、特に筋トレ民なんかが良く摂取するのが動物性たんぱく質のプロテインである。
- 植物性たんぱく質
-
豆腐などの主原料である大豆に多く含まれている。もちろん、それ以外にもアスパラガスやブロッコリー、バナナなどにも含まれていて、女性にオススメされることが多い。
で、プロテインにも動物性と植物性があり、動物性としてホエイ(乳清)、植物性としてソイ(大豆)がある。
動物性・植物性のバランスと摂取状況
で、同じタンパク質とは言え、動物性と植物性があるなら、どう言ったバランスで食べればいいのだろうか?と、色々と調べてみると、1:1を推奨する記事が多かった。
そこで、私がほぼ毎日摂取している食事について以下に切り分けて調べてみることにしました。
- 動物性と植物性に分けてタンパク質量を算出
- それらを加算して全体量を把握
- 男性(20~64歳)の1日おける推奨タンパク質摂取量
食材・食品 | 質量 | 動物性?植物性? | タンパク質 |
---|---|---|---|
木綿豆腐 | 150g | 植物性 | 9.9g |
納豆 | 1パック | 植物性 | 8.3g |
フルグラ | 50g | 植物性 | 3.6g |
ベビーチーズ | 13.5g × 2個 | 動物性 | 5.4g |
ヨーグルト | 70g | 動物性 | 2.5g |
たまご | 2個 | 動物性 | 24g |
動物性たんぱく質 総量 | 31.9g | ||
植物性たんぱく質 総量 | 21.8g | ||
タンパク質全体 | 53.7g | ||
男性1日の推奨摂取量(65g)と比較 | -11.3g |
結果として、平日の食生活だとタンパク質量の推奨摂取量および植物性たんぱく質が少ないことが判明。ここにソイプロテインを追加すると、
食材・食品 | 質量 | 動物性?植物性? | タンパク質 |
---|---|---|---|
ソイプロテイン | 27g × 2回 | 植物性 | 43.2g |
低脂肪乳 | 250cc × 2回 | 動物性 | 19.75g |
動物性たんぱく質 総量 | 31.9g + 19.75g | ||
植物性たんぱく質 総量 | 21.8g + 43.2g | ||
タンパク質全体 | 116.65g | ||
男性1日の推奨摂取量(65g)と比較 | +51.65g | ||
バランス比(動物性を1として) | 1.0:1.25 |
- 若鳥肉、もも、皮つき、焼きなら50g
- 牛乳なら400cc
こんな感じで、ソイプロテインを足すことでだいぶ摂取量を増やすことができますし、バランス比も中々悪くないんじゃないかなと思いつつ、足りない動物性たんぱく質は牛乳や鶏肉などで十分カバーできると判断しました。
数値以外で選んだ理由
と、ここまでは数値から判断しましたが、それ以外の理由として
- 腹持ちがいい
- イソフラボンが薄毛予防に効果あり
そう、大豆プロテインに含まれるイソフラボンが薄毛を予防する効果があるって言うから!!
シェイク後について
いよいよ、実際にプロテインを溶いて飲んでみようと思います。今回は、水ではなくて低脂肪乳250ccに対してすりきり3杯を溶かして飲んでいます。
泡立ち
シェカーの蓋を閉めた後にシェカーの中心を握って上下左右に振るので、同社プレーンの時は泡立ちが凄まじいのですが、それと比べて気持ち少ない感じでした。
気になる人は、シェイク後1分ほど置くと泡立ちはほぼなくなったので、そこまで過敏になる必要もないかな?ソイプロテインってそういうもんだろうって思ってる私の感覚もあるかな。笑
溶け残り具合
前述のシェカーの蓋を閉めた後にシェカーの中心を握って上下左右に振っても多少残っているような感じはありましたが、ほんと小さい塊が数個って感じだったのでしっかり振れば溶け残りを感じることはないと思われる。
味
低脂肪乳で割ったので、味はだいぶココアに近いなと感じましたね。ただ、特別甘いかっていうとそうじゃなくて、ほんのり甘さを感じましたね。
例えるなら、”少し薄めのココアを飲んでる感じ“と言えば、味の想像がつくかと。
別日に200ccで飲んでみました。50ccの差ではありましたが、甘みを強く感じましたが、それ以上にドロッと感が増してしまったので、好みが分かれそう。私は飲みやすさ重視で250ccが好み。
甘さについてもう少し言及すると、個人的にはこのぐらいの甘さが良い。というのも、甘すぎると甘いものを欲したときにプロテインをガンガン飲みそうだなと。
あくまでタンパク質補給を主とするなら、例え体に必要なアミノ酸を含んでいるとはいえ、過剰摂取は毒だと考えるなら、むしろ適度な甘さ(ほのかな甘み)で少し物足りなさを感じる方が良い。
最後に…
普段からよく買っているプレーン味のソイプロテインにも飽きが来ていたので、物は試しということでプレーン味よりも410円高いチョコレートプレミアムを買ってみたんですが、当たりでした。
プロテインって全体的に高くて、買ってみたい・飲み続けたいけどお金が…という人には、BODYWINGのソイプロテインは安いので、初めてのプロテインデビューとしてはオススメできる良い商品だなと。
今後も少しずつ色んなソイプロテインを試して記事に出来れば良いなと思います。まずはその第一弾ということで。
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