本記事は下記の意図で記事にしました。
結論:9月に寄附するのが良い
寄附をする最適な時期の結論だけを書くと、
9月がよろしい
ということになります。
寄附をいつから始めてもいいの?
1年を通してふるさと納税はすることができますが、ふるさと納税の寄附をいつから初めていいのか分かりませんよね?
そんな疑問に回答と理由を私なりにしていきます。
回答:源泉徴収票入手後
9月が良いとは言え、それまで待てない!っていう人もいるでしょう。そんな人でも、基本的にはとある物を入手するまではふるさと納税をするのは少し待った方が良いです。
それが、
源泉徴収票を貰っている
源泉徴収票を貰う前でも、限度額の余剰を十分に残した状態で寄附を始めるのが良いですが、個人的には源泉徴収票を貰ってから始めたほうが無駄というか要らない労力をかける必要が無いかと。
理由:限度額を超えた分は”損”
下記の記事でも触れましたが、ふるさと納税による控除の限度額には各々の年収や家族構成、各種控除などによって違いがあります。そして、ふるさと納税の控除限度額を超えた分というのは、控除されません。
つまり、寄付先の自治体への純粋な寄附という形になります。これ自体を否定はしませんが、控除の点で見ると”損”したことになります。
ふるさと納税をするなら、支出を最小に控除は最大限受け取りたいと考えるのは誰しもそうでしょう。
控除の限度額をより高い精度で知る必要には源泉徴収票が無ければいけません。
理由:微調整がけっこうムズイ
こう書くと、こんなことを考える人がいるでしょう。
ある程度余剰を作っておけばええやん!
確かに、そうすれば源泉徴収票を貰った後やその後の仕事や控除などの状況次第で調整を掛けられるでしょう。ですが、ふるさと納税の寄附金額を見ると分かりますが、5,000円未満になると急に返礼品が減ります。
5,000円の返礼品はそれなりにあるんですが、1,000~4,000円になると返礼品の数が目に見えて減っていくため、調整が難しくなります。
そのことを理解したうえで、やるなら構いませんが、そんな面倒をするぐらいなら源泉徴収票を貰ってからよくないっすか?
寄附する時期はいつ?
源泉徴収票を貰ったら寄附を初めてOKとのことだが、それにしても適している時期があるのでは?ということで、続いて考えるのは、
いつ寄附したらいいのか?
こちらについて考えていく。
回答:9月が良い
記事の冒頭にも書きましたが、源泉徴収票を貰ったうえでいつ寄附するのかを考えると、
9月がベスト
の回答に変わりはありません。その理由も幾つかあるので、それぞれ簡単ですが説明していきます。
理由:楽天スーパーSALEがある
私自身、楽天市場でふるさと納税している身ですので、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンの時期に寄附をすることを第一に考えています。
楽天経済圏での一大イベントといえば、毎年3,6,9,12月に開催する楽天スーパーSALEです。
楽天市場に出店しているお店や楽天もこぞってこの時期に売り上げを出そうと様々なキャンペーンを仕掛けますので、この時期にふるさと納税をするのは都合が良い。
というのも、ショップ買いまわりはふるさと納税も対象だからポイント稼ぎに持ってこい。
- 寄附の限度額3万円の人
- 寄附5,000円を6自治体へ
=ポイント5倍確定
あと、日用品や雑貨などを買い足したらあっという間に最大ポイントの10倍ですよ?
そう考えると、9月最高じゃね?って話です。
理由:秋口で食材が美味しい
残暑が厳しい9月ですが、それでも暦のうえでは9月は秋です。
秋といえば食欲の秋
梨や栗、マツタケ、サンマなどが美味しい季節なことはもちろんですが、日本の主食たる白米もそうです。9月に入れば新米の季節でもあります。
ふるさと納税するなら、返礼品は食材でほしい!という人にとって、9月は何かと美味しい時期ではないかと。
理由:賃貸の契約更新が無い
上述している楽天スーパーSALEがらみでいうと、9月じゃなくても3,6,12月でいいんじゃないか?という疑問が出てきます。
それに対する返答が、本理由と後述する目立ったイベントが無いことに繋がります。
4月は、転職や転勤・就職などで多くの移動が発生する時期で、その前月となる3月は引っ越し屋さんも繁忙期です。そして、引っ越しが発生するということは、移動した先の賃貸契約も発生するということ。
関東圏では、だいたい2年置きに賃貸契約の更新が発生し、大まかに1ヶ月分の契約更新料が取られます。
そんな時期にわざわざふるさと納税するのって、家計が苦しいばかりか、貯金の取り崩しだって必要になるかもしれませんよ?
対して、9月は賃貸契約の更新が少ない月だと思われるので、家計への負担も軽く、オススメです。
理由:イベントごとが少ない
3月は、引っ越しやそれに伴う賃貸契約・更新料でやめたほうが良いといいました。が、まだ楽天スーパーSALEは6月と12月も残っています。
なんですが、6月と12月は辞めたほうが賢明。
6月下旬から7月上旬と12月はボーナスがあり、懐が暖かいのですが、それと同時にイベントが多い。
ボーナスという臨時収入があって気が大きくなりがちですが、それと同じレベルで支出をしやすい時期でもあります。
その時期にふるさと納税をするよりもイベントはイベントとして楽しむ方が良いのではないでしょうか。
そう考えた場合、9月って目立ったイベントごとが無い貴重な月でもあるので、9月に寄附をするのは最適でしょう。
理由:大方の年収が判明する
最後にダメ押しとして言うなら、大方の年収がこの時期なら分かるということあります。離職や休職、転職などで収入が大きく揺れ動いた人でも、9月となると大方の年収は予想がつくはずです。
控除を最大限受けることは難しいかもしれませんが、それでも損しないように立ち回ることはできます。
もちろん、12月まで待てばより良いのでしょうけど、上述したように12月は帰省や旅行の計画、クリスマスや年末年始といったイベントごとが多い。
結果、「9月が良いよね」と結論になりやすい。
理由:住民税四期分割のため
こちらはちょっと、他の人とは違い私個人の事情が若干絡む内容です。
私は確定申告をしている都合上、会社の給与から天引きではなく自分で納付する都合上、住民税が4期に分割されています。
納付期限がそれぞれ、
- 第1期が6月末まで
- 第2期が8月末まで
- 第3期が10月末まで
- 第4期が翌年1月末まで
このようになっており、9月というのは、この境目に位置しているため、私にとっては都合が良いのです。
”負担にならない時期を選ぶことが肝要”
いかがでしたでしょうか?
- 寄附を初めてOKなタイミングは源泉徴収票入手以降
- 寄附をするなら9月が良い
この2点を説明し、後者についてその理由についても解説しました。もちろん、あくまで一つのものの見方であって人によって理由に違いがあります。
とにもかくにも重要なことは、”出費が重ならず、家計への影響も最小限に抑えられる時期を選ぶ”ということ。
この一点に尽きる。
実際、私は賃貸契約のある9月と12月にふるさと納税をして”家計が火の車になった経験”から、あえて9,12月を避け、3月の楽天スーパーSALEで寄附を一通り済ませるようにしています。
無茶しない範囲、金額、時期を適切に選びふるさと納税をする。そして、賢く返礼品を受け取り節約に徹する。
そんな形でふるさと納税を有効活用してもらえれば良いのかなと思います。
では、次回の記事で。
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