3月18日にiPhone SE3が発売になりましたが、皆さんは買い替えましたか?
私も発表するまでは、ちょっと期待してたんですよ。
なぜなら、iPhone 7が色々と限界でウマ娘や崩壊3rdをやると途中で強制終了して、ストレスマッハだったもんで、Touch ID搭載の新型SEにワクワクしていました。
結果として発表されたSE3に食指が動くことはありませんでした。
なぜか?その理由について解説していきます。
〈2022/05/01更新〉
iPhone SEは買いませんでしたがiPhone 13に買い替えまして、理由を記事にまとめました
コストパフォーマンスに優れていない
結論を書くといたってシンプルですが、
コストパフォーマンスに優れていない
何をもってして、コスパに優れないのか?というのはありますが、私個人としては
「SE2やiPhone 13 miniと比較して強化されたり省かれた機能に対して価格が釣り合っているのか?お得なのか?」ということを踏まえたうえでコストパフォーマンスが優れているか否かを判断しており、その基準に則るとSE3は優れていないと判断しました。
この後で、どうコストパフォーマンスに優れないのか具体的な理由について解説していきます。
コストパフォーマンスに優れていない理由
iPhone SE2からの強化に価格が釣り合わない
容量/価格 | iPhone SE2 | iPhone SE3 | 価格差 |
---|---|---|---|
64GB | 49,280 | 57,800 | +8,520 |
128GB | 54,780 | 63,800 | +9,020 |
256GB | 66,880 | 76,800 | +9,920 |
SE2と比較した場合、SE3は最小容量で8,520円、最大容量だと9,920円の値上げになります。
この値上げに対して、iPhone SE2からiPhone SE3で改善された箇所は以下の通り。
- チップセットがA13 BionicチップからA15 Bionicチップに変更
- バッテリーの持ちが2時間改善
- 5G搭載
- Deep FusionやスマートHDR4、フォトグラフスタイルなどのカメラ機能の向上
頑張ったんですよ?頑張ったんですが、正直、これらの強化をして8,520円値上げして5万7,800円にするなら②~③は要らねぇなと感じました。
これなら極論、チップセットの強化だけして価格据え置きのほうがめちゃくちゃ売れた気がする。
以下、それぞれの強化に関する私の考えです。笑
A13からA15へのチップ強化→歓迎
性能が上がればやれることが増えます。
PUBGや原神などのような高グラフィックゲームも増えてきており、チップセットの強化は大歓迎。
バッテリー持ちの強化→恩恵が少ない
2番目のバッテリーの持ちが2時間改善って「誤差の範疇だろ?」って感じ。
がっつり使う人は、モバイルバッテリーを持ってたり、職場で充電したりするはずで、バッテリー強化の恩恵を直接的に得れる機会って多いとは思えません。(そりゃあれば嬉しいけどね。
加えて、5G通信はバッテリーの消費が激しいとも言われていて、それを加味すると”誤差”って気がしないでもない。
5G通信搭載→エリア拡大期で必須じゃない
続いて、3番目の5Gに関しても、日本はまだまだエリアを拡大しているところで、必須とは言えないかなと。
もちろん、早ければ動画を見たりゲームをしたり、様々な面で恩恵を得られますがエリアの拡大が図られていて、エリアごとに通信速度の乱高下するのって、それはそれでストレスじゃないのかな?と思いますしね。
カメラ機能強化→カメラ自体は変わらずで必要性を感じない
最後の4番目ですが、これがわけわからない。
カメラ自体の性能はSE2から変わっておらず、あくまで中身のソフトウェアが強化されたにすぎません。そもそもiPhone SE2やSE3でカメラを本格的に利用するつもりなら、申し訳ないけどiPhone無印などを買う気がする。
iPhone 13 miniと比べて安価と言い切れない
容量/価格 | iPhone 13 mini | iPhone SE3 | 価格差 |
---|---|---|---|
128GB | 86,800 | 63,800 | +23,000 |
256GB | 98,800 | 76,800 | +22,000 |
価格だけを見ると、iPhone SE3よりも価格が23,000円ほど高いですが、23,000円で強化された内容はこんな感じ。
- 画面サイズが4.7から5.4インチに拡大
- ディスプレイが液晶から有機ELに変更
- カメラ自体の性能や補正機能などが強化
- バッテリー持ちが2時間増えている
「これらの4つの違いに対して23,000円の価格上昇が安価なのか否かが勝負になる。」わけですが、個人的に言わせてもらえば、『SE3を買うぐらいならiPhone 13 miniを買う。』と言えるぐらい13 miniの評価が上がりましたね。
なぜそう感じるのか?その理由は下記2点にあります。
- 仕様及び価格の差が開きすぎている
- iOS15.4でマスクをつけても認証ができる
仕様及び価格の差が開きすぎている
SE2が発表されたのはiPhone11が発表された翌年4月24日で、当時のiPhone最新機種であるiPhone11とSE2を比較すると画面の大きさとカメラなどの機能以外はさほど大きな違いがSE2にはなかったと個人的に感じてたんですよ。
それに対して、当時の価格差はiPhone 11が80,784円に対してiPhone SEは49,280円で31,504円と大きな開きがあった。
容量/価格 | iPhone 11 | iPhone SE3 | 価格差 |
---|---|---|---|
64GB | 80,784 | 49,280 | +31,504 |
128GB | 86,184 | 54,780 | +31,404 |
この差、つまり「仕様差の小ささに対して価格差が大きく開いていた」というのがiPhone SE2が売れた理由である。
それに対して、iPhone SE3とiPhone 13 miniではどうだろう?
iPhone SE3と13 miniの価格差は、23,000円とむしろ縮まっているし、仕様の差という点で言えば既に挙げているように画面サイズやディスプレイが変更になり、カメラ自体の性能も上がっている。
これでは、正直、勝負になりません。
iOS15.4でマスクをつけても認証ができる
正直、SE2の時は時代が味方したといいますか…。
コロナ渦になってマスクをするようになってFace IDは非常に使いづらいものになりました。
もちろん、AppleもApple watchと連携させることでなんとかFaceIDの利便性を図るよう努力をしましたが、指紋認証でパッとホーム画面に移行できるTouchIDというのは非常に便利でした。
しかし、iOS15.4ではマスクを着けたままでも認証が通るようになった結果、TouchIDの優位性がかなり下がりました。
iPhone 13 miniならマスク認証もイケますので、わざわざSE3を選ぶ必要もなくなりました。
このように、
- iPhone 11とSE2の頃と違い、仕様及び機能差が付きすぎている事
- iOS15.4配信に伴うTouch IDの優位性が下がったこと
この二つの違いとiPhone SE3と13 miniの価格差23,000円を比べたときにSE3を選ぶ理由がありません。
まとめ
では、最後にこの記事のまとめをしましょう。
- iPhone SE2に対してあれこれ足して値上げしたので魅力が半減
- iPhone 13 miniと比べると、仕様の違い・価格差からSE3を選ぶ理由無し
- iOS15.4配信に伴いTouch IDの優位性が崩れた
ぶっちゃけ発表のタイミングが悪かったなというのが正直なところ。
iPhone SE2からチップセットだけ強化で留めたうえで価格もSE2と据え置きなら13 miniが相手でも売れた気がするし、逆にminiの発表が無ければいまのSE3でも売れただろうね。
iOS15.4の配信を例えばiPhone 14発売と同時にするなどすればSE3に対する風向きがだいぶ違ったかなと。
さてと、ここまで色々と書きましたが、あくまで「私がSE3を買わない理由」です。
全員が買い替えするなという理由ではありませんし、使い方や価格差、機能差に納得しているならSE3を買うのは十二分にアリですよ。
ただ、気を付けていただきたいのは様々なメディアの記事や動画を見て判断するのではなくて、「仕様の違いを理解し、それに対して価格差が等価なのか?安価なのか?」という面で考えるのが肝要ではないかと。
ストレスマッハなiPhone 7のまま今年のiPhone 14発表を待ちたいなと思います。
これを含めて、最後に言わせてもらうと、
57,800円は5万円だとはいわねぇよ!!!体感的には6万だろ?あほか!!
以上でーす、さらだばー!!
〈2022/05/01更新〉
iPhone SEは買いませんでしたがiPhone 13に買い替えまして、理由を記事にまとめました
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