以前、WALLのV2 CASTERを紹介しましたが、最終的に購入したのは同社のA2というテレビスタンドになります。
色々と紆余曲折はあったものの、久しぶりの1万円越え買い物でしたが満足度の高い商品でした。そんなテレビスタンドのメリットデメリットについてレビューしていきます。
- 台座が小さいため部屋を広く使える
- シンプルな設計で画面に集中できる
- 収納力が全く無いため断捨離が捗る
- 膝を立てても画面を遮らない
- 24インチから使えてPCモニタもOK
- 好きな位置にテレビを配置できる
- 同製品カラバリ違いでも安かった
- 55インチテレビに使えないケースがある
- クッションフロアだと1時間もせず凹む
- 柱の中に通せるケーブルが3本だと限界
良い点
では、良い点を一つ一つ解説していこう。
- 台座が小さいため部屋を広く使える
- シンプルな設計で画面に集中できる
- 収納力が全く無いため断捨離が捗る
- 膝を立てても足が画面を遮らない
- ケーブルの類が見えなくてスッキリ
- 24インチから使えてPCモニタもOK
- 好きな位置にテレビを配置できる
- 同製品カラバリ違いでも安かった
台座が小さいため部屋を広く使える
元々、我が家で使ってたテレビ台?厳密には違うが、幅120cm × 奥行50cm近くでわりと大きいサイズでして、大きいと良い点もあるんですが、左右のスペースを有効活用できないでいました。
対して、WALLのA2導入後のスペースです。
スペースの空きが凄まじいことになって、結果として部屋が思ってたよりも広く感じますね。テレビを配置している向きは違いますが、設置している部屋の広さ自体に変化はありません。
項目/アイテム | A2 | V2 CASTER |
---|---|---|
台座サイズ | 49cm × 49cm(円状) | 60cm × 50cm(長方) |
以前紹介した「V2 CASTER」と比べても小さくてスペースも取らなくなっています。
台座部分が小さいということは、それだけスペースを取らなくて済むので部屋が比較的小さい一人暮らしの方なんかはテレビ台よりも設置しやすくてオススメですね。
シンプルな設計で画面に集中できる
テレビ台は、収納力に優れている一方で、テレビ以外のアイテムが視界の端に入り、集中できなくなることが多々。
なんとなく、”とりあえず”で物を置きやすいんですよね…例えば、ティッシュとか本、ゲームソフトにペンなどの筆記用具、外部スピーカー、それに加えて配線もなんて。
適当な番組やYouTubeを見るぐらいなら平気なんですが、映画やゲームなど集中したいときに集中できない。年齢のせいもあるかもしれませんが、環境が悪いっていうのも大きな理由の一つだと言えます。
購入時はスタンドのみと実に思い切ったシンプルな構造。高さもあり、視界の端に映るのは、柱のみでケーブルの類を見当たらず、集中することができます。
公式オプションアイテムのシェルフを付けると印象も変わる可能性はありますが、集中できる設計は助かる。
収納力が全く無いため断捨離が捗る
人によるとは思いますが、私はメリットだと思うのが”強制的に断捨離をしなければならない“とい点でしょうか。
一つ前の見出しの中にも書いていますが、オプションを付けなければ収納力ゼロはありません。
つまり、ここで取れる選択肢は二つ
- これを機に断捨離して部屋をスッキリする
- 断捨離せずどこかにまとめておく
別にミニマリストではないんですが、やっぱ収納ってあればあるだけ荷物を増やす要因だと思うですよ?
特にテレビ台とかめっちゃ収納出来るから、要らないモノでもついつい手元に置きがち。
そういった意味で、シンプルかつ無駄な収納がない本製品は、強制的に断捨離が捗る製品として副次的な効果が期待できる!
膝を立てても画面を遮らない
思いもよらぬメリットとして、寝転がったまま見る映像で足の自由がきくと言うのがあります。
以前、使ってたテレビ台もどきだと、寝ながら足を組んだり、ヨギボーの上で寝ながらYouTubeをみていると足がモニタの下部に被っちゃうことがしばしばありました。
気にするな!と言われればそれまでですが、字幕が見えなくなったりするので、ちょっとしたストレスでした。
テレビスタンドだと高さ調整ができるので、この辺りのストレスがなくなりました。足を組み替えたりしながらテレビを見ても画面を遮らない。
もちろん、大きいテレビを買えばこのメリットは打ち消されるでしょうし、高さがあると言うことは座りながら見る分には少し上向になると言うことですが、座高100cmのThe⭐︎短足日本人+寝ながら見るのがデフォの私からすると無問題!
24インチから使えてPCモニタもOK
メリットであり、購入の決め手になった要素。
世の中にあるテレビスタンドの多くは32型から使用OKとなっている。
32型テレビといえば、
- 視聴に適した距離(視聴距離)が1.2m
- 有名メーカーでも2〜3万円台とお手ごろ
- 視聴距離から4.5〜6畳で使うのが良い
と一人暮らしで使うラインと言えるサイズになっているので、あながち間違いじゃない。
けど、あくまで”テレビを中心とした生活なら間違いない”だけであって、若い人の中にはテレビは要らないとしている人もいる。
実際、私もTVチューナーはあるもののモノとしてはテレビを持っていない。
その代わり何があるのか?
答えは簡単
PCモニタですよ。PCモニタがテレビ代わりに使ってます。
PCモニタの主流は24〜27インチです。
このサイズ帯に適合しているテレビスタンドはほぼ無いため使用不可。しかも、テレビスタンドの多くは各テレビメーカーの適合可否について記載はしているものの、モニタについては触れられていない。
その辺りを含めた、私の特殊な事情も少し晒しておきましょうか。
- 部屋が二つあり作業用PCデスクは別にある
- モニタ2枚のうち1枚はリビングに設置済み
- リビング向けは27インチかつPS5で利用中
- いずれテレビを買うつもりで見越して買う必要アリ
要はリビング向けのテレビ代わりとして27インチモニタを使っていて、それもいずれテレビを買って差し替える予定があるので…
- 現状のPCモニタ27インチで利用可能である
- 買い替え後、最大55インチにも使えること
この2つの要件を満たしている必要があるのだが、その要件をばっちりと叶えてくれるのが本製品のみだった。
まぁ、PCモニタをわざわざテレビスタンドに取り付けてテレビ代わりする。なんて奇特な人他にはいないでしょうが、私はしたいんですよwww
好きな位置にテレビを配置できる
A2を購入する決め手となった要素は、PCモニタにも使える以外にあります。
それが壁寄せも自立も出来る点、翻ってどこでも好きな場所に配置オッケーなところです。
配線可能な範囲という縛りは当然ありますよ?
これまた我が家的な特殊事情がありまして、
- 夏はエアコンのある部屋、冬は和室で寝る
- テレビを置けるのが、出窓側と窓ガラス側
- 寝ながら見るため、角度変更は必須
この三つがありまして、わりと季節や気分なんかで場所がコロコロ変わるので、移動が大変だとそれだけで大問題となります。
壁寄せをしようにも、出窓に利用できるか分かりませんでしたし、窓ガラス側に寄せて使うとベランダへの移動や換気の際に都度動かすことになりますから、適当では無いのが分かります。
その点、自立ができる本品は大変助かる。
また、付いているキャスターもついてて向きを変える際の微調整もやり易くて使い勝手バッチリ!って感じです。
同製品カラバリ違いでも安かった
本品の定価は24,900円です。
WALLシリーズの中では安い分類になりますが、他メーカーのテレビスタンドに比べると6,000〜8,000円ほど高い。
もちろん、質や価格はピンキリですから。
とはいえ、物価高で生活もカツカツの状態でテレビスタンドにどれだけお金を掛けられるか?って考えると安易に手を出せる金額とは言えません。
単品ではそうじゃないかも?と思うかもしれませんが、テレビとセットで買うことを想定すると…
32インチテレビ+A2スタンド=REGZA 50C350X
テレビ単体ならこれぐらいのスペックアップができるので、結構な違いになりますよ?
で、本品には3種類のカラーバリエーションがあります。
- サテンホワイト
- サテンブラック
- ウォールナット
今回購入したのは、柱のカラーリングが木目?っぽいウォールナットになります。そして、このウォールナットの価格が安い!
19,760円
定価よりも5,140円ほど安いというお値打ち品!
とはいえ、19,760円はあくまでビックカメラ.comにおける値段で、楽天ビック内では通常22,845円前後~ほぼ定価で売りに出されています。
なんですけど、たまたま確認した時はビックカメラ.comと同じ値段で販売してたので最高でした。
現在も同じ価格で売りに出されるかは分かりませんが、中々安くならないA2スタンドがお得に買えるチャンスがあるというのはメリットです。
悪い点
デメリットなんて仰々しく書きましたが、製品の仕様上どうしたってこの問題はあるよね?ってレベルです。
致命的ではないにしろ、多少の対策は必要かなと思われますので記載します。
- 55インチテレビに使えないケースがある
- クッションフロアだと1時間もせず凹む
- 柱の中に通せるケーブルが3本だと限界
55インチテレビに使えないケースがある
27インチのモニタにも使える点はメリットでもあるのですが、「もう少し考えておけば…」って感じるのがコレ。
それが55インチでほぼ使えないということ。
55インチというのは、
- 性能の高いグレードの中で55インチが最低サイズに位置している
- 各メーカーともに一番種類が豊富さなため、選べる選択肢も多い
- 売り場でよく見かけるので実物を見て比較検討や交渉がしやすい
- 55インチは20kgを超えているケースが多い
耐荷重的な問題で55インチが選べないのは分かっていましたが、改めて、テレビを探していく中で55インチを選べないのはキツイっす。
高グレードの最低サイズが55インチなことが多い
テレビだけに留まる話ではありませんが、家電には使われている技術や部品、性能によっていくつかのグレードの分けられています。
- フラグシップ
- ハイエンド
- スタンダード(ミドル)
- ローエンド
そして、高い性能、よりよい映像で見ようと思えば必然的に高いグレードのフラグシップやハイエンドモデルを選ぶようになるわけですが、高いグレードのテレビはサイズ展開として最低を55インチに置いていることが多いです。
55インチは選択肢が多い
高グレードなのには55インチが多いというのは分かってくれたと思いますが、テレビの大型化は進んでいて、高グレード以外のグレードの製品でも55インチが入ってくることは珍しくありません。
そのため、55インチというのは一番種類が豊富で選択肢がたくさんあるので、もちろん選べる選択肢も多い。
比較検討や交渉もしやすい
種類が豊富で選択肢が多いということは、家電量販店における展示の数も多く、実際にテレビ売り場に行くと大きな売り場に55インチ前後のモデルが数多く展示されています。
展示されているということは、自分の好みに合った映像のテレビやOS、音響やリモコンのレスポンスなどを確認しやすく、失敗もし辛いですし、モデルが多く展示もされているのであれば、交渉もしやすくなります。
それなのに重量20kg超え
と良いこと尽くめ?な55インチテレビですが、55インチとなると20kgを超えるテレビの数もぐっと増えてきます。
- 価格.comにて調査する
- SONY、東芝、LG、TCL、パナソニック、シャープ、レグザ、ハイセンスのみ
- 55インチ
上記を条件に絞り込んでみると、107中42の製品およそ4割が20kgを超えています。
そのため、例え55インチで製品的に「コレ!」というのを見つけても重量で断念せざるを得ないというケースにぶち当たってしまうこともあるため、事前に考えておく必要がある。
クッションフロアだと1時間もせず凹む
自立も可能な製品ですので、本体重量も相当重く16kgほどあります。そのうえ、ローラーになっているため1つ1つに掛かる負荷も高いため、クッションフロアだと1時間もせず軽い凹み跡が出来ます。
そのため、賃貸なら対策はしておいた方が無難です。
なお、テレビ台の凹みは通常使用の範囲内として退去時に請求されないこともあるが要確認
ということで、対策方法にはざっくりと3つ。
- ポリカーボネートや塩ビ製のシートを敷く
- フロアタイルを敷く
- 本品の円形ダンボールを敷く
正直、3番目は妥協も妥協の良いところなので、最終的に1か2を選択することになります。
なんですけど、WALLのテレビスタンドの中でVシリーズには「ポリカーボネートフロアシート」なるものがあるのにA2を含むAシリーズには公式のオプションがありません!(何故だ…
ということで、私はAmazonにて冷蔵庫向けのポリカーボネート製マットを買いました。
選定理由として、
複数枚を使う予定があったりすれば、フロアタイルも選択肢に入りますがそうじゃないならポリカーボネート製マットが一番対策としては良いかな?と思います。
柱の中に通せるケーブルが3本だと限界
柱の中にケーブルを通せるので、見た目以上にスッキリするんですが…何も対策をせずにケーブルを柱に通してしまうと3本ぐらいが限界ですね。
- PCモニターの電源ケーブル
- PS5接続用HDMIケーブル
- Fire TV Stickの電源ケーブル
この3つを中に入れているのですが、3つ目の”Fire TV Stickの電源ケーブル”を通す際に中々、柱内をケーブルがスムーズに通らず苦労しました。
ですが、上記画像のようなケーブルを束ねるアイテムがあれば、その苦労は幾分か軽減できるはずです。オフィシャルのオプションにも似たようなアイテムがありますが、高いしどうせ柱の中に隠すわけだから、100均で十分。
本製品が向かない人
どんな人が買えば良いのか書くもんですが、私はあえて向かない人を書きますね。(失敗してほしくないからw
- 映像や性能に強いこだわりがある人
- ゆくゆくは55インチ以上を考えている
- 周辺機器(ゲーム機など)が多い
上記の人たちは、本製品を買わないほうが良いと思います。
上述しているように、グレードの高いテレビは総じて大型化の傾向があり、近年だとSONYが48インチの有機ELを出したりしていますが、多くは55インチ以上になっています。
そのため、映像や性能にこだわりのある人は選べる範囲が絞られるため、苦労することが目に見えています。
また、ロータイプという製品の都合上、テレビの位置が高いと見づらくなったり、首を痛めてしまうことも十分に考えられますので、周辺機器が多い場合も設置場所に苦労するのは目に見えてますね。
ハイタイプに変更やV2 CASTERはアリ
とはいえ、テレビスタンドがあると部屋がスッキリするので欲しい人もいるでしょう…。
そういう人は上記の問題がクリアできるハイタイプへの変更やV2 CASTERにすること考慮するのがよろしいかと。
最後に…
テレビを買う前のステップとして、初めて導入したテレビスタンドでしたが価格以上にメリットがあり、非常に良い買い物をしました。
手持ちのPCモニタで使えたり、安かった点など当初の思惑通りの部分もあれば、ひざを立てても画面を遮らない、断捨離が捗る、集中できる環境になったという思いがけないメリットもありました。
部屋が狭くなりがちな一人暮らしでテレビ台を置くことに躊躇されている方はテレビスタンドかなりオススメします。
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