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〈メリット&デメリット〉3年半もとい6年のシングルスピード生活を振り返る

シングルスピード気になるけど、どうなんだろう?

普段使いならやめた方が良い

東日本大震災以降、自転車の需要やブームが起きて街中を歩けば至るところに自転車の姿と見慣れたロードバイクの数々。

その中でも異彩を放つのが裸一貫、己の足で勝負する変速ギア無しの自転車ことシングルスピード…。

見た目のシンプルさなどから密かに人気のシングルスピードに3年弱もとい6年経っても偶に乗り続ける私が感想をまとめました。

当方、片道5kmが精々の買い物や通勤利用がメインの素人感覚です()

目次

シングルスピードについて

“変速ギアが無い”自転車を指す

現在、多くの自転車に採用されているのは変速ギアがあります。ママチャリにもあるぐらいですからそれぐらいメジャーというか一般的ですが、シングルスピードというのはその名前が示す通り、「変速ギアが無い自転車」を指します。

別の呼び方としてピストバイク

シングルスピードを”ピストバイク”っていう呼ぶ場合があります。

と言っても、ピストバイクと呼称されるのは競輪などの専用トラックにてレースを行う競技用自転車ですし、競技用自転車にはブレーキが無いので、日本の行動では走れません。

変速ギアは無いがギアが2種類ある

変速ギアは無くても自転車なので、ギア自体は無いと自転車として走れません。ただ、これにも種類があって、それぞれを固定ギアとフリーギアというのがあります。

フリーギア

自転車においてペダルを回し続けなくても惰性で進むような機構を組み込んだ駆動輪のこと

固定ギア

自転車の後輪ハブとスプロケットが直結された部品のこと

どういうことやねん!!って思うかもしれません。

一般的なギアをフリーギアと呼ぶ

フリーギアというと聞き慣れませんが、分かりやすく言うとどの自転車にもつけられているギアのことを指すと言われれば、思いつくでしょう。

また、フリーギアの特徴といえば、「漕いだ後に足を離しても惰性で進むこと」です。下り坂なんか分かりやすい。

そのほかの特徴として、

  • ペダルを逆回転させても走行自体に影響を与えない
  • ブレーキを踏まないと止まらない

固定ギアは競技用に採用されてる

ほぼ間違いなく固定ギアの自転車に乗る機会はほぼありません。一応、私が乗っているシングルスピードも切り替え可能とは言いますが、使ったことない。

固定ギア、最大の特徴は「ペダルとタイヤの動きが連動する」点です。

極論、ペダルを踏むのを止めると自転車が止まりますし、逆回転すれば自転車がバックする上に、下り坂でもペダルをこぎ続けないといけません。

固定ギアのままで公道は走れない

そのため、理論上ブレーキが無くても問題無し!!

なんですが、日本の道路交通法では、自転車のブレーキについて下記のように定められています。

自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。

道路交通法 第六十三条の九

法第六十三条の九第一項の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。

1.前車輪及び後車輪を制動すること。
2.乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

道路交通法施行規則 第九条の三

要は、前輪および後輪にブレーキが無かったり、ブレーキが効く状態じゃないと道路交通法違反になりますよって話。

なので、固定ギアであっても前輪および後輪のブレーキは必要だよw

ちなみに、私が乗っている自転車はシングルスピードですが、フリーギアかつ前後のブレーキがあるので問題なし!!

メリット

メリット
  • シンプル故にメンテが簡単
  • トラブルの発生率が少ない
  • 思ってたよりも加速する

シンプル故にメンテが簡単

納車当日

画像の自転車が私が乗っている、FujiのStrollなんですが…

めちゃんこシンプル

多くのクロスバイクやロードバイクなんかだと変速ギアがあるため、チェーンの周りに前後のギアにいくつかギアがくっついていますが、シングルスピードはそれがありません。

そのため、自転車を構成しているパーツが最小単位に収まっているため非常にシンプルです。

で、シンプルということはメンテナンスも非常に簡単ということに繋がります。

どれぐらいメンテナンスが簡単かというと…日常的なメンテナンスで必要な道具はこんなもんで良い。

六角レンチ片口スパナ、空気入れのみです。

もう少ししっかりとしたメンテを考えれば、他にもチェーンカッターコンビネーションプライヤーなんかも必要になりますが、日常的なメンテだけを考えるなら上記3点で十分っすわ。

トラブルの発生率が少ない

イメージです

私談ですが、2018年に購入してそろそろ3年半が経過しますが、トラブルといえば1回ぐらいかな?

チェーンがたるんでて、立ち漕ぎしたタイミングで”ガコンッ!!”って音とともに外れたときぐらいで、それ以外にトラブルらしいトラブルにあったことは無いですね。

走行距離や天候、メンテナンスの頻度にもよるんでしょうけど。

個人の感覚ですが、パーツが増えれば増えるほど、メンテに割く時間やトラブルの発生率は増えると思っています。

そう考えた場合、自転車の最小構成であるシングルスピードなら発生率を最小限に抑えられ、結果、3年半でトラブル1回と考えれば、毛が少し生えた程度の知識を持たない私のような人間には有難いです。

例え、トラブルが発生したとしても、シンプルゆえにトラブル解消まであっという間っすよ。

上の画像は実際に私が使っている自転車のホイール部分になります。

見てわかるように、ホイールとフレームをつなげているのは六角ナットで固定しているだけなので、緩めることが出来れば子供でも取り外せるので、直すのも簡単。

実際は、ブレーキシュー部分を緩める必要もありますが、工程としては非常に簡単で楽勝レベル()

思ってたよりも加速する

基本的に、漕いだら漕いだ分だけ加速していくので、ママチャリより加速していきます。

漕げば漕いだ分、踏み込めば踏み込んだ分、自転車が応えるように加速していき、景色が変わっていくのもそうですが、自転車が自分の一部になっていくような感覚というんでしょうかね。

今でも、シングルスピードを初めて乗った時の加速感は忘れられません

さて、少し加速を含めたスピードについてですが、あくまで感覚的なところで申し訳ないのですが、

”ロードバイク>>>クロスバイク>シングルスピード>>ママチャリ”といった具合のスピード感が良いところかなと。

ここまで持ち上げた加速についてですが、気を付けていただきたい点も…。

それは、ギア付きと違って加速の度合いは完全に己の足一本であるということ。

どれぐらい加速するのか?というのは己の足次第のため、なかなか加速しないこともあると思いますが、ママチャリからのグレードアップだったり、ギア周りが錆びてて切り替えができない自転車等なら加速感は体験できるでしょう。

デメリット

デメリット
  • 坂道が多いエリアには向かない
  • 故障時のホイールスペアが無い
  • ストップ&GOがキツイ
  • 裾の巻き込み事故が発生

坂道が多いエリアには向かない

思ったよりも加速するといいましたが、あくまでママチャリより加速する程度で基本的には坂道が多いならシングルスピードはやめておくべきでしょう。

実際、私はこれで苦労することになります。

勾配が3%で平坦部分での加速と坂道での立ち漕ぎが必要になり、勾配5%になると途中で押して歩くか距離が短ければなんとか登り切れるぐらい。

シングルスピード乗っている人全員が全員そうだという話ではありませんが、過信してはいけません。

故障時のホイールスペアが無い

上記は、自転車に乗っている時にコケたことでホイールがゆがんでしまった時の動画ですが、この時、ホイールを交換する時に言われたことが、かなり強烈に残っています。

それが、

適合するホイールの種類が少ないので、他メーカーのを買おうとすると一つ10万とかしますよ?

です。

シングルスピードってシンプルなんですが、ぶっちゃけ今の主流はロードバイクやクロスバイクだったりの変速ギア付きの自転車ですよね。

つまり、シンプル故に需要が多くないので、交換部品が少ないんです…
正直、買う前に言ってほしかったorz

一応、同じメーカーの別シングルスピードのホイールが適合することが分かったので、10000円ほどで交換出来ました。

使い続けるとホイールもいずれダメになる可能性がある部品なので、ちょっと後悔しました。

ホイールが歪んだその日に近所のサイクルショップに持ち込んだ際は、「無理っすね」という一言で交換も修理も受け付けませんでしたので、そういうことなんでしょう。(汗

ちなみに、ブレーキやチェーンはそこまで高価じゃないのが売っていますので、何から何まで高いということはありません。

ストップ&GOがキツイ

街中だと、よく信号とかで止まりますよね。

止まっては漕いで、また止まっては漕いでの繰り返しが町中だと多いわけですが、変速ギアが無いので漕ぎだすたびにある程度重い負荷が足に掛かるわけですが、これがキツイことキツイこと。

ギアがあれば、信号が赤になった時点でギアを軽くして漕ぎやすくして、徐々にギアを重くしてーみたいなことができます。

けどシングルスピードはそれが出来ないので、町中で漕ぐとなると結構大変。

裾の巻き込み事故が発生

シングルスピード問わず、クロスバイクもロードバイクもそうですが、基本的にはチェーン周りがむき出しです。

そのため、裾を噛んでしまい写真のように穴をあけることがあり得ます。

まぁこの辺りはそもそも想定していたうえで、焦って漕いだため起きた事故なので納得しています。

とはいえ、大事な仕事着やお気に入りのパンツの裾が破けるとかが嫌な人は一定数居ると思うんで、これはこれでデメリットでしょうか。

一応、裾バンド的なものが売っているので買っておく方が安心でしょう。

シングルスピードはオススメ?

結局買っていいの?

もしも誰かに「シングルスピード買おうかと思って…」って相談されたら、申し訳ないが「やめとけ!!」と答えます。

使い方次第ではありますが、デメリットが大きすぎ。

最悪、ホイールに関してはしょうがないと割り切れますが、漕ぐのが大変になるSTOP&GOと坂道の辛さは自転車に乗ろうという気持ちが億劫になります。

実際、ホイールが歪んでから一か月半ほど徒歩中心の生活になりましたが、不便と感じることは微塵もなかった。

つまり、それぐらい自転車に乗るという行為が億劫になっていたともいえるのかな。

何が何でもダメってわけじゃなくて、サイクリングなどには適しているとは思いますけど…坂道が多かったり町中だとどうしても疲れやすいので、個人的にはシングルスピード買うぐらいならクロスバイクやロードバイクをオススメしますかね。

スクロールできます

Fuji STROLL

GIANT ESCAPE R3

MERIDA CROSSWAY 100-R
ギアシングルギアのみ24シフト24シフト
価格74,800円71,500円74,800円
商品ページSTROLLESCAPE R3CROSSWAY 100-R
価格比較

使われている材質などの違いはあるにせよ、一般利用(買い物とかちょっとサイクリングや通勤)をメインで考えた場合、価格とギアを中心に考えると、同じ価格で買えるクロスバイクがあるんで、そちらでええんでない?という…。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

シンプル故にシングルスピードを購入を考えている人には、思いもよらぬデメリットもあったのではないでしょうか。

ただ、平坦な道で漕ぐ分には、漕いだら漕いだ分だけ応えてくれる、自分の足で漕いでいる!!っていう自転車の原点ともいえる楽しみがあって良いんです。

が、ギアが無いためどうしても街中では漕ぎ出しや坂道が辛いなどの面があります。

それも含めてシングルスピードの良さといえばそれまでですが…www

いずれにしろ、後悔しない自転車選びをしてもらえると良いかと思います、はい。

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