先代のBluetoothイヤホンが充電しなくなったので、3年ぶりに新しいイヤホンを購入しました。
発売日当初から人気で売り切れも続出したSonyのWF1000-XM4!!!
価格.comでも1位を取り、プロダクトアワード2021のオーディオ部門でも大賞を獲得したこのイヤホンを遅まきながらレビューしていきますよ!!
「音への没入感」が凄い名機
いつものごとく最初にこの製品を一言でまとめてみようと思う。
「音への没入感」が凄い名機
3年ぶりのイヤホン買い替えでしたが、ほんとベストバイと呼べるほど豊富な機能と音へのこだわり、何よりもANCによる音への没入感にワクワクドキドキが止まらず、一人ニヤニヤしちゃいました。
個人的に、このイヤホンを「名機」と呼んで差し支えないでしょう。
良かった点
まずは、このイヤホンを買って良かった!と思える点についてさらっと触れておきます。
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)が凄い
- 3年前に買ったのと比べても音がクリア
- ケースからの落下防止対策がされている
- 専用アプリがよくできている
- 左右片方で聞ける
- マルチペアリング対応
ANCが凄い
そもそもANCこと”アクティブノイズキャンセリング”が何のことかって言うと、
周囲の音(環境音という)を内蔵のマイクロフォンで収音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドフォンへ外部から侵入する環境音を軽減するものである。
消音スピーカー – Wikipedia
まぁ、要は周囲の音と逆位相の音を流すことで、周囲の音(ノイズ)をキャンセルするわけ。
これで、より音の世界に没頭できるわけです。
でこのWF-1000XM4は業界最高クラスのノイズキャンセリング性能をうたっており、実際にどれぐらいすごいかというと…
- 1mぐらい先にあるサーキュレータの強風が微かに聞こえる
- キッチンの換気扇の音がほぼ聞こえない
- レジ袋のクシャクシャした音が体感的に三分の一以下になる
- インターホンに気づかない
ただ、気を付けていただきたいのは、全ての音を消せるわけではありません。
例えば、キーボードをタイプしているときの音や電車が走行中に発する音も完全に打ち消せるわけではありませんが、音楽を少音で流すだけでほぼ聞こえなくなるぐらいに音の世界に没入できるんで個人的には満足しています。
3年前の製品と比べて音が格段にクリア
WF-1000XM4を買う前は、3年ほどJabraのElite Active 65tを使っていました。
こちらも買った当初は、19,344円と当時でも割と高価格帯の商品でしたがそれと比べるのがおこがましいと思えるほど音はかなりクリアに聞こえてきます。
- 全体的
- 音が籠らず非常にクリアでハッキリと聞こえる
- 高音域
- 音量を上げても耳をつんざくような音がしない
- 中音域
- 楽器などに負けず声の抑揚もしっかりとしてる
- 低音域
- 音の繋がりがなく、1音1音ハッキリとしてる
上に書いたように、全体的に見てもクリアかつ各音域ごとでもクオリティの高さを実感しますね。
落下防止の措置が素晴らしい
皆さん、駅の構内などでイヤホンの落とし物について警鐘しているポスターとか見ません?
私も一度ケースからイヤホンを取り出す際に落としてしまい、駅員さんに大変な苦労をさせてしまいました。
それ以外にも、
- 歩きながら取り出すときに落とす
- ケースに入れて仕舞う時に落とす
なーんてことがちょいちょいあって、しょうがないかと諦めていましたが、WF-1000XM4ではしっかりと対策がされています。
磁石のようなものでイヤホンがケースにくっつくので上で言ったような落下事故を防ぎます。
音の性能だけじゃなくて、使い勝手やトラブルに対する処置がされている点も惚れ直しましたよ。
専用アプリがよくできている
ここ最近のBluetoothイヤホンは専用アプリがあったりしますし、前使っていたJabra Elite Active 65tにもありました。
が、Sonyの専用アプリはよくできています。
- 専用アプリ側からBluetooth接続ができる
- 各イヤホンやケースの充電率が確認可能
- ANCのONOFFやイコライザも完備
- 音声アシスタントや機能の切り替えも可
上記の中でも個人的にいいなと思ったのが、各イヤホン及びケースの充電率の確認です。
片方だけで使うこともあるし、ケースの充電も毎日するわけじゃないので、アプリ側で確認できるのは凄く良い感じ。
更に、ケースの充電が少なくなると通知もしてくれるので外出先で充電切れという事態を回避できます。
その他だと、タッチセンサーによる機能を変更できる点もGOODですね。
こんな感じで左右のイヤホンのタッチセンサーに割り当てる機能を変更できるため、自分が使いやすいようにできます。
ただし、割り当てる機能の変更は左右それぞれ全体に対してのみのため、個別にタップの時は再生/一時停止、ダブルタップの時はノイズキャンセリング/外音取り込みのように個別での設定はできません。
この辺りがソフトウェアアップデートなので対応できるようになると飛躍的に使い勝手が伸びそうで期待してます。
左右片側のイヤホンで使える
お昼に弁当食べながらyoutubeとかを見る際に当たり前ですがWF-1000XM4を使うんです。
なんですけど、この時、両耳装着でANCをONにしていると声に気づかないので、片耳だけつけてたりするんで片耳だけつけてもちゃんと機能するのは非常にありがたいです。
マルチペアリングに対応
通勤中はスマホと接続して音楽や動画を見て、自宅に帰るとタブレットやPCに接続して使うって人も多いと思います。
そういう時に便利なのが、マルチペアリング機能です。
この機能があると、使う前に一々ペアリング作業をする必要がなくなるので、複数のデバイスで使う予定があるならマルチペアリング機能は必須と言っていいです。
WF-1000XM4は最大8台までペアリング可能なので、よほどことがない限り、足りないということはないでしょう。
普通ならスマホ・タブレット・PCぐらいなものでしょうから、必要数は十分賄えてますよ。
悪かった点
続いて良くなかったなーもしくはちょっとここは悪材料だなという点についても解説
- 価格がBluetoothイヤホンの中でも高い
- ANCがON状態での風切り音がひどい
- タッチセンサーを触れる音が聞こえる
Bluetoothイヤホンとして高い
いまはわりと安くて性能もそこそこなBluetoothイヤホンも出ていますが、それらと比べても価格が高いです。
同じような価格帯のイヤホンとなると、
- AirPods Pro / AirPods 第三世代
- Bose QuietComfort Earbuds
- Technics EAH-AZ60
になりますが、価格.comでも売れ筋ランキングに乗ってい来るのは5,000円~10,000円台の製品ばっかりなので、やはりBluetoothイヤホンとしては高い製品と言わざるを得ません。
ぶっちゃけ24,000~29,000円すると、イヤホンだけじゃなくてヘッドホンも選択肢に入る金額ですから。
風切り音が少し大きい
風の強いときとかに、耳の奥で風が反響して聞こえてくることがあると思いますが、この風切り音が少し大きいですね。
風切り音を疑似的に体感するために扇風機を強風で回しましたが、先代のJabra Elite Active 65tと聞き比べてみましたが、やはりWF-1000XM4は強く感じます。
ANCモードではあまり、不快な感じはしませんが、アンビエントサウンドモード(外音取り込み機能)のほうがやや強めで風がより強ければ不快感も増す感じはします。
タッチセンサーに触れる音や振動が伝わる
ANC状態だとほんと音に没入する感覚を味わえて至福なんですが、音楽を止めるときとかにタッチセンサーに触れると、その接触音や振動が伝わるのがちょっと良くないっす。
触れるときのザラっとした音がダイレクトに聞こえるし、タッチセンサーなので耳に対して垂直に触れるため耳に振動が直接響く感じがします。
というか、音への没入感ということであれば、こういう没入感への疎外になりそうなところは排除してほしい。
まとめ
ここまでのまとめていきましょう。
「音への没入感」が凄い名機
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)が凄い
- 3年前に買ったのと比べても音がクリア
- ケースからの落下防止対策がされている
- 専用アプリがよくできている
- 左右片方で聞ける
- マルチペアリングに対応している
- 価格がBluetoothイヤホンの中でも高い
- ANCがON状態での風切り音がひどい
- タッチセンサーを触れる音が聞こえる
Sony製のイヤホンを買うのは以前、7~8年前ぐらいにBluetoothヘッドホンを買った以来なうえ、ANC機能付きのヘッドホンもずいぶん前だったので、久しぶりのANCにドキドキしました。
が、使ってみるとANCによる無音の世界に誘いと音へ没入感により、踊りだしたくなる、音の海に浸っているようなそんな言い知れぬ高揚感とワクワク感がありました。
ほんと久しぶりにワクワクする製品に出会ったというのがいまだに忘れられぬ強烈な印象です。
そんなANCの強さを感じつつも、音自体に意識を向ければ非常にクリアかつどの音域でも耳障りな音はならず非常に高いレベルでまとまっています。
電車などで使うことを考慮した落下防止対策に左右片方で聞けたり、マルチペアリング機能ついているうえに、アプリでタッチセンサーの機能も変更できるなど、どのようなシーンでも使えるように考慮された全体的な機能美も素晴らしい。
ただ、その分、価格はBluetoothイヤホンの中では高価と言わざるを得ないし、風切り音やタッチセンサーへの接触音など一部気になるところはあるが、それを差し置いても十分なリターンがある製品だと思う。
そして、それを証明するように価格.comのプロダクトアワード2021のオーディオ部門で大賞に選ばれている。
個人的には、名機と呼んでも差し支えないだろう。
新しいイヤホンをお探しの方であれば、一度この製品を手に取り音への没入感を体験していただきたい。
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