以前の記事で、サーキュレーターと扇風機を合わせたサーキュレーター扇風機を紹介しました。
が、値段が38,500円とぶっ飛んだ価格で試しに買うというのがなかなか難しいですよね。
なんですが、その後も調べてみたらちょうどいい価格帯のサーキュレーター扇風機を見つけました。
それがsirocaのサーキュレーター扇風機SF-V181です。
こいつを紹介していきます。
SF-V181 スペック情報
まずはSF-V181のスペックについてまとめて見ました。
基本仕様 | |||
---|---|---|---|
タイプ | 扇風機 | スタイル | 据置き |
モーター種類 | DCモーター | 首振り設定 | 左右(自動):30、75、120° 上下(手動):上・90°/下・15° |
風量切替 | 8段階・リズム・おやすみ・換気 | 適用畳数 | |
制御方式 | マイコン式 | ハイポジション | |
羽根 | |||
羽根の枚数 | 5 枚 | 羽根径 | 30 cm |
機能 | |||
リモコン | ○ | チャイルドロック | ○ |
タイマー機能 | オンタイマー:1、2、4、6時間 オフタイマー:1、2、4、6時間 | メモリー機能 | ○ |
リズム風(ゆらぎ風) | ○ | ||
電源 | |||
電源 | AC | 消費電力 | 25 W |
コードレス(充電式) | 電源コード | 1.8 m | |
サイズ・重量 | |||
幅x高さx奥行き | 360x680x300 mm | 最大高さ | 880 mm |
重量 | 4.2 kg |
パッと見た感じは普通の扇風機って感じのスペックですね。機能も高級扇風機とは違い、こう言っちゃなんですが普通?かなと。
良さげな点
基本的なスペックは他メーカーの扇風機と同じですが、その中でも取り上げたいスペックとしてを下記の表にまとめておきました。
ピックアップ スペック | |
---|---|
音声操作可 | DCモーター |
首振り幅変更 | 上下幅90度 |
そして、これらの意味するところとして、このピックアップスペックが本製品の良さげな点ですね。
- 音声操作可で就寝時などの操作が楽になる
- DCモーターのため音も静か
- 首振り幅が変更可能なので無駄が無くなる
- 羽の向きを90度変えられる
- 扇風機とサーキュレーターを足したお値段
それぞれについて取り上げていこう。
音声操作可で就寝時などの操作が楽になる
私だけかもしれませんが、寝るときって色んなものが枕元にあるんですよ。
- メガネケース
- 【リモコン】エアコン
- 【リモコン】照明
- スマホ
ここの扇風機のリモコンまであると、就寝している時とか途中で起きて扇風機を止めようとすると確実に分からなくなる。
そういう時に便利そうだなと思ったのが音声操作。
DCモーターのため音も静か
一般的に扇風機と言っても使っているモーターによって違いがあるのをご存じでしょうか。
項目別 | ACモーター | DCモーター |
---|---|---|
風量調整 | 苦手 | 得意 |
運転音 | 大 | 小 |
消費電力 | 大 | 小 |
価格帯 | 安価 | 高価 |
それぞれ得意/不得意がハッキリと分かれます。
家電量販店とかだと、何台もの扇風機が稼働しているため運転音に気づきにくいですが、自宅に帰ると結構な運転音がしたりします。
冷蔵庫の音でも気になっちゃう人にとっては、多少高くてもDCモーターで運転音の少ないの良さげなポイントです。
首振り幅が変更可能なので無駄が無くなる
個人的に有難いなと思ったのが首振り幅が変更可能な点ですかね。
過去の扇風機で不満だったのが首振り幅でしてね。
寝ている時とかは全体に扇風機が当たるのは全然構わないのですが、普段生活している時とか当たり続けると寒いのでたまに首振りにすると、扇風機の風邪に当たるのがほんの一瞬になっちゃって…
扇風機の風、けーへんやんか!
となることもしばしばあって、ちょっとした悩みだったんですが、本機は首振り幅を30、75、120°に調整できるので、その時々に応じた最適な風の当たり方を演出できるのは素晴らしいことです。
羽の向きを90度変えられる
首振り幅繋がりですが、本機は羽の部分を真上にすることができるの良い。
これから梅雨の季節で生乾きが心配になる季節ですが…と言いたいところですが、今年も中々梅雨を実感させづらいので説得力に欠けますな。
私は洗濯機が室外にあるので、基本的には週末に一気に干さなければならず土日が雨だと一気に生乾きの可能性が上がるので、エアコンの衣類乾燥モードが頼りなんですが、どうしても当たり方が一方通行になっちゃうので乾き方に偏りが発生しまいがち。
そんな時に羽の部分を真上に設定できると綺麗に乾かすことが出来そうなので、個人的には有難い。
サーキュレーターでも出来ることですが、サーキューレーター単体で出来ることをサーキュレーター扇風機で出来るのは強みと言っていい。
扇風機とサーキュレーターを足したお値段
以前紹介したThe Fan portableは、その高性能っぷりから考えると妥当な価格設定ではあります。
が、それでもお値段は驚きの38,500円であります。
単純に扇風機とサーキュレーターを別々で買った方が安いという何とも言えない感じでした。
が、本機はわりとその弱点が克服されていますね。
価格は、siroca公式オンラインショップで税込み価格¥17,930と現実的な価格設定になっています。
- DCモーターの扇風機が安いもので7,000円前後
- サーキュレーターも6,000円前後から
と考えると、少々値が張ったとしてもこれぐらいなら買ってもいいかも?って思える価格設定は良さげなポイントです。
気になる点
良さげな点に対してスペックや公式サイトの情報から読み解いたうえで、個人的に気になる点を列挙していきます。
- サーキュレーター機能が怪しい
- 人によって音声操作が微妙な点
- 特徴が無い
サーキュレーター機能が怪しい
公式サイトの製品紹介ページを読み進めていくと、
これサーキュレーターとして機能は大丈夫なのか?
不安になっていく。というのも、
- 高さ調整が扇風機として範囲でしかできない
- サーキュレーター機能が押し出されていない
なんつーか、引っかかりを覚えるレベル。
特に二つ目ね。
例えば、The Fan portableなんかはサーキュレーターとしての機能を押し出しているわけですが、本機に関してはその点についての説明が無い。
これでは、
サーキュレーターとして使えなくもないけど…?ねぇ…
みたいな感じに見えてしまう。
また、サーキュレーターは空気を循環させるのが得意な機器であり、空気の循環をさせるならより地面に近いほうが効率が良い。
本機の高さ調整はあくまで扇風機の範囲内である。
高さ調整範囲 | |
---|---|
SF-V181 | 68~88cm |
SF-C213 | 54~68cm |
2023年モデル
本機以外にも同じく”2023年モデルのDCモーターのサーキュレーター扇風機”で調べたが、高さ調整はやはり扇風機の範囲内だった。
ちょっとサーキュレーターとして使うのにはいささか不安が残るので気になる点として挙げた。
人によって音声操作が微妙な点
音声操作便利って言ったよ!?
はい、そう言いました。確かに便利です。
ですが、よくよく考えてみると要る?要らない?って聞かれた場合、
絶対に無きゃいけない機能かって問われると非常に微妙な点ですね。
となってしまう。というのも…
- スマートホーム化して一元管理したほうが良い
- リモコンまで用意するなら音声操作いりますか
- 一人暮らしの部屋で音声操作が要る状況って何
この辺りが気になりました。
スマートホーム化して一元管理したほうが良い
個々の家電で音声操作が出来るメリットデメリット考えてみると
- ネットワークが不調でも個別で操作可能
- 管理が複雑になってしまう
- 覚えることが格段に増える
- とっさの時に間違えるかも
個別で音声操作ができるようになるのと、アレクサなどに一元管理してもらうのどっちもどっちではあるが個人的には、今後のことも考えると一元管理できるようになった方が良い。
そう考えると、わざわざ音声操作が出来る点というのは要らないのでちょっと気になる点ではある。
リモコンまで用意するなら音声操作いりますか
そもそも論として、
リモコン&タッチ式があって音声操作いる?
というのがある。
扇風機は基本的に地面に置きます。リモコン操作が出来ない時、足で操作するなんてことしませんか?
扇風機だけじゃありません。例えば、体重計もそうですが足で操作するなんて日常的にしていません?
手も足も使えない状況が多いならいざ知らず、そこまで両手両足がふさがっている状況ってそうそうなさそうなので、必要かどうかって話です。
一人暮らしの部屋で音声操作が要る状況って何
- 家族で暮らしてる
- キッチンがリビングから離れている
- 家事で忙しい
- 子供や足腰の弱いお年寄りがいる
こういう状況なら音声操作が必要だなというのも納得はするが、個人的に一人暮らしで音声操作がどうしても必要な状況っていうのが想像つかない。
一人暮らしの多くは1Kや1Rなどでエアコンが部屋全体を涼しくしているから、音声操作が必要になるケースというのは、エアコンを使っていないとかそういう特殊過ぎるケースだけな気がするんですよね。
特徴が無い
身もふたもない言い方をすると、あくまで扇風機として標準の機能をつけたうえで
- 音声操作が出来る
- サーキュレーターとしての使い道もある
という、扇風機としてもサーキュレーターとしてもなんともこれといった特徴が無い。
DCモーターだってその辺りの扇風機と変わりはしないし、サーキュレーター機能はおまけレベル。
もちろん、実際に使ってみれば良い点もあるんだろうけどスペックだけで考えるとサーキュレーター扇風機と呼べる特徴が見当たらないのは気になる。
オススメな人は誰?
個人の感覚によりますが、オススメできそうな人はどんな人だろうか?ということで…
- 扇風機とサーキュレーターが置けない
- 音声操作が無いと困る生活環境である
- 価格優先
逆にオススメしない人としては
- スマートホーム化済みor予定
- 置くスペースに困っていない
- 高くても性能優先
オススメできない人には、前回紹介したThe Fan portableが良いやサーキュレーターと扇風機を個別に買って運用するのが良い。
余談:私ならどっちを選ぶか?
ちなみに、私は?というと…
The Fan portable
もしくは
Airdog The Fan
理想としては上記の通りなんですが現実的な問題で考えると、サーキュレーターのみ買って終わりってパターンになりそうですね。
最後に…
同じサーキュレーター扇風機でも、コンセプトの違う二つを紹介しました。
- 扇風機、サーキュレーターとして使える
The Fan Portable - 扇風機の延長線上にあるサーキュレーター
SF-V181
個人的には、サーキュレーター扇風機ってコンセプトは面白いと思い取り上げてきました。
ただ、こうやってタイプの違う二つを見てみると結果的に場所は取るけどそれぞれ別個で買った方が良いか持って結論に戻りそうですね。笑
皆さんは、
- The Fan portableもしくはAirdog The Fan
- SF-V181
- それぞれを別々に購入する
どの選択肢を選びますか?
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