昨年6月5日にREALFORCEの英語配列キーボードを買い、あと2か月で使い続けて1年が経とうとしています。そんなタイミングでおよそ1年間、英語配列キーボードを使って感じた、
- 英語配列のキーボードで良かった点
- 逆に悪かった点
についてまとめてみました。
メリット
- キー自体が合理的に配置され分かりやすい
- エンターキーが横に広がっててミスしない
- 右手の負担が軽くなった
キー自体が合理的に配置され分かりやすい
以前の記事にも書きましたが、日本語配列のキーボードに比べて、記号などを含めたキーが合理的に配置されているため、関係性が分かると打ちやすさが段違いです。
- 記号に関しては関係性がある
- シフトを押す押さないで変化
ざっくり書くと、英語配列に関しては上記のような特徴があり、非常に分かりやすい。
日本語の場合、特に厄介なのがキーボード右上部に集中する4つが一つのキーに同梱している部分です。個人的にいまだにややこしい!と思っている部分。
この記事を見ている人の中には、「あれ?これどう打つんだろう?」とか「そもそも使ったことねぇや」なんて人も…。
この辺りの分かりにくさが解消されている英語配列って素晴らしい。
エンターキーが横に広がっててミスしない
私はという注釈付きになりますが、英語配列のキーボードを使ってて明らかに便利になったのがエンターキーの打ちやすさ。
ノートPCなどだと、エンターキーのサイズ感が酷いもんです。
(もちろん、エンターキー以外にも十字キーとかも極端に小さくなってしまっていて操作しにくいんですけどね。
文章などを作成している時などの限定的な作業の中で使う十字キーとは違い、エンターキーとは文字などを入力すれば確実に使うため、個人的には致命的なほどのタイプミスが発生します。
この辺りは、実際、年末年始や暇なときによく家電量販店に出向くんですが、そのたびにノートPCを触るたびに痛感する事なので、もはや病気の類では?と思う。
右手の負担が軽くなった
英語配列は前述したように”合理的な配置”がなされているためか、関係性をもって組まれていることが多く、@や~は左手側に移されています。
もちろん、日本語配列でも英語配列でも記号入力が右手小指側に集中している事実に変わりはありません。
ですが、@や~が左手側に配置されたことやスペースキーが左手側に伸びたことで左手の利用頻度が増えました。
結果、右手の負担が軽くなり、長時間の入力もある程度こなせますね。
デメリット
- ノートパソコンに限るとほぼ無い
ノートパソコンに限るとほぼ無い
大げさな言い方になりますが、ノートパソコンだとほぼ英語配列を探すのは不可能だと思ってください。
もう少し正確に書くと、「カスタマイズ不可もしくは低価格のカスタマイズ可能ノートパソコン」になりますが、どうしても英語配列のノートPCを!ということであれば、10万超えのノートPCに限られてきますね。
全てのメーカーを調べたわけではありませんが、ざっくりこんな感じ
- 国内メーカーはほぼ全滅
- DELL、HP、Lenovo、Apple、Microsoftは可
そのため、ノートPCでどうしても英語配列を!と考えているのであれば、取れる選択肢は2つになります。
- 英語配列のノートパソコンを買う
- キーボードを別途用意し使う
この2つの選択肢になるわけですが、どんな区分けでこの2つの選択肢を取るかと言われれば、
- 日常的に使う+外出先アリなら、”英語配列のノートパソコンを買う”
- 日常的に使う+自宅メインなら、”キーボードを別途用意し使う”
こんな考え方でおおよそいいんじゃないかなと思う次第ですね。私の場合は、既に②の選択肢は用意しているような状況なので、英語配列しか取れる選択肢がありませんけど。
英語配列にこだわりが無ければ、”ノートパソコンに限って諦めて日本語配列のまま使う”のもアリかなと。
個人による
私個人としては、全然気にならないというか…事情が特殊過ぎるので…。
そのため、以下に記すのは特殊な事情が無い人にとっては、これらもデメリットになりえそうなことを列挙しておきます。
- 日本では需要が少ないので、探すのが大変
- 自宅と会社での違う配列による苦労がある
- Windowsの設定切り替えが分からない
ちなみに、私の特殊な事情というのは…
- 英語配列のノートPCを貸与されている
- 仕事柄、Windowsについて精通してる
このあたりが他の人に比べて特殊過ぎるからなんですねぇ、アハハハ
日本では需要が少ないので、探すのが大変
そもそもの話になりますが、多くの人は日本語配列で作業をしているため、わざわざ英語配列にするメリットがありません。
そのため、英語配列の需要自体そんな多くありません。
需要の無さは、家電量販店なんかでキーボード売り場を見ても分かります。というのも、家電量販店の売り場に置かれているキーボードの9割もしくはその全てが日本語配列になっているから。
価格.comに掲載されている英語配列のキーボードが日本語配列の半分以下と言っても500ほどあるにも関わらずです。
そのため、英語配列キーボードをわざわざ選んで探そうとすると、店頭ならかなり苦労することは請け合いです。
これらについては、あくまで店頭で買う場合の話であって、ネットで買うなら英語配列のキーボードを買うことができますし、HHKBやRealForceなどの高価格帯キーボードには英語配列のラインナップされているので、さほど問題になりません。
自宅と会社での違う配列による苦労がある
私は外資系の会社で仕事をしている都合上、職場のノートPCも英語配列なので全く違和感なく使用することができます。
が、先ほども書いたようにノートPCの多くは日本語配列のため、職場と自宅で違う配列のキーボードを使っているとキー配列の違いからタイプミスが起きることは予想できます。
タイプミスが起きると考えられるのは、エンターキーやスペースキー、各種記号の打ち間違いですかね。
とはいえ、これらによって致命的な損失を被りそうな人たちはライターや私のようなブロガーなど長文作成を生業とする人たちであって、そうじゃなければ入力速度に命をかけるほどじゃないでしょうから、人それぞれといったところか。
Windowsの設定切り替えが分からない
PCの初期設定をするとき一緒に英語配列のキーボードを買えば、一番楽なんですが、使用中に英語配列に切り替えることが多いケースだと思います。
この場合、切り替えるまで日本語配列の設定なので、入力に難ありの状態ですので、設定の変更は必須です。
必須とは言え、設定自体は一度やれば済む話ですが、日本語と英語キーボードを両立したり、英語キーボードを使っていたが慣れずに戻したいという時にも設定変更は必要になるので、デメリット言えばデメリット。
最後に…”私にとってはメリットだらけ”
結論として言えることは、私にとってはデメリットはほぼ皆無でメリットだらけだったので便利に使わせてもらってます。
既に書いてある通り、これは私の事情が特殊過ぎるからであって、多くの人にオススメできるか?と問われれば、それについては”否”と答えるでしょう。
多くは語りませんが、簡単にいうと”日本語配列で困ることが無いから”です。
日本語配列で不便を感じないのであれば、日本に居るのであれば、そういう前提を含めての話であれば日本語配列であるメリットは多いので…。
ただ、何事も経験だと思うので、気になるのであれば使ってみるのも一興かと思いますね。
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